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政府が“闇バイト”対策に仮装身分捜査、能條桃子が若者視点でコメント

文化放送

SNSを通じて犯罪実行者を募る“闇バイト”による犯罪が多発している。これを受け、政府は17日の犯罪対策閣僚会議で、緊急対策をまとめた。警察官が架空の身分証を使い捜査する“仮装身分捜査”の早期導入などを盛り込んだ。

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)12月18日の放送は、若者の政治参加を目指す「NO YOUTH NO JAPAN」の代表の能條桃子氏がこのニュースを若者の視点で自身の意見を述べた。

野村邦丸(パーソナリティ)「闇バイトの募集者らが応募者に免許証画像などを要求していることから、警察官が偽の身分証を作成して捜査に当たる仮装身分捜査の導入に踏み切るということです。能條さん、いかがですか?」

能條桃子「ニュースを見て、闇バイトで逮捕された年代が自分と近かったりするのを知ると、自分ごとに感じます。闇バイトに応募して手下として使われた人が逮捕されていくけど、それを操って指揮する人たちが逮捕につながっていません。今回の対策で、実態がわかる一助になればいいなと思います。ただ闇バイトに応募する若い人たちが一線を越えてしまうという部分については、今回の対策には含まれていないと思います」

邦丸「応募する人たちも遊ぶ金欲しさにやってるわけじゃないんですよね」

能條「生活が苦しいとか、それに手を出したくなる経済的状況もあると思います。また、やめておいたほうがいいよと言ってくれる人がいない孤立した環境にあるのかな?と思った時、根が深い問題だと思います」

邦丸「実際、応募した人の中には、誰にも相談してないという人もいます」

能條「闇バイトの事件は、お金を持ってる高齢者の家に若い人が入るという構図となっているものが多いです。“どうせ高齢者は資産を持ってる、そこからお金を取っていいんだ”という言説がSNS上で溢れています。そういう言説が正当化されている部分があります。ですが、若い人は損をしているという考えを、そういう風に持っていっちゃいけないと思います」

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