真鶴町民俗資料館が閉館 新たな施設活用に向け
真鶴町民俗資料館(真鶴町岩)=写真=が、9月30日(月)で閉館する。
同館は1986年、石材業で栄えた土屋家の旧宅を借用し開館。美術工芸品や生活用品のほか、真鶴の主要産業である漁業や石材業で用いる道具などの民俗資料を展示し、その所蔵数は約千点にのぼる。2019年に町の所有物となり、土日祝日に無料で開館していたが、収蔵品の適切な管理や施設の活性化を理由に閉館が決定した。所蔵品について町は、学校や他施設での展示などを検討するとしている。
同館は9月、土日祝日に加え水曜日も開館する。担当者は「著名な作家の美術品や真鶴の産業が見られる施設。ぜひ来てほしい」と話した。