エギング入門時に知っておきたい【アオリイカの生態】 シーズンごとの楽しみ方も紹介
秋のエギングがまもなくシーズンイン。初心者が知っておくべき、アオリイカの生態について紹介します。知ると釣果アップに繋がりますよ!
アオリイカの寿命は1年
アオリイカの生命寿命は、約1年と言われており、個体差にもよりますが春から秋に誕生し、春の産卵を経て死期へと向かいます。20~25度が敵水温で、卵は約1ヶ月ほどで孵化します。
オスとメスの特徴
アオリイカの性別は外観から見分ける特徴があります。また、性別によってそれぞれで特徴的なところもありますので、知っている人はおさらいを含めてご紹介します。
外観での見分け方
外観では胴体の模様によって性別を判断できます。オスは横縞模様、メスは水玉のような斑点模様があり、ハッキリと視覚的に区別しやすい特徴です。
メスは産卵期に卵を持つ
誰が見ても分かりやすいことは、産卵期にメスを捌くと、卵を持っている状態をよく見かけます。春になると多くの個体が産卵期を迎えますが、胴体の先端部に直径4mm程度の卵を持つようになっており、小さい個体でも卵を持っていることは多々あります。
オスはメスよりも大型
一般的にオスはメスよりも大型になる性質があるようです。大物を釣ったときはやはりオスだったり、メスを釣った時には追尾の大型のオスを見かけることはしばしばです。
メスはオスよりも活性高めか
春にエギングをしていて感じることで、メスがかかった時は弾くようなアタリ、エギを持っていくようなアタリなど、手元に伝わるアタリが多く楽しみやすく、活性が高いように感じます。一方でオスは大型になるほど、なかなかエギを追っかけてきません。シビアな釣りが求められる気がします。
春夏秋冬のエギングの楽しみ方
続けて、シーズンごとのエギングの楽しみ方を紹介します。
春は大型狙い
エギングの中でも1番と言っても良いくらい人気のシーズン!
大型は警戒心が強くテクニカルな釣りが要求されますが、大型アオリイカの引きは別格です。あの引きを体験するとやめられないクセになる中毒性があります。
夏の引きは格別
夏は暑さとの闘いですが、1年の中で1番引きが強くなると感じてます。2kgみたいな引きを1kg半がしてきたり、サイズ感よりも一段上の引きを堪能できるシーズンです。また、産卵期終盤の個体も混じって、たまに大型もヒットするので、個人的に面白いシーズンに感じます。
秋は数釣りが楽しい
これから入る初心者向けの楽しいシーズンです。活性の高いコロッケサイズのアオリイカをメインに狙います。
もちろん陸っぱりも楽しいですが、この時期のティップランは圧倒的に数釣りができ楽しめるのでかなりオススメです。(※地域にもよります)色んなアタリを味わえて、上達するにはもってこいです。
一発逆転
玄人向けのめちゃくちゃシビアな釣りです。潮通しの良さやナイトをメインとした光量など、シチュエーションがかなり限られますが、狙いどころさえ当たれば、2kgオーバーも夢じゃありません。挑戦したい人にはオススメシーズンです。
シーズンは地方にもよりますが、筆者が住んでいる九州は、1年中アオリイカを狙うことができます。イカの楽しさをフルに味わうことができる一方で、休む暇がないなんて事も(笑)
食感と甘みの変化
釣ったら食する事も釣りの醍醐味です。イカは新鮮な状態であると表皮を指でなぞった時になぞった跡が、ジュワーと変色します。これは新鮮な証拠。
イカを新鮮な状態で食べると食感に弾力が残った状態になります。逆に寝かせると甘みが増し、食感はねっとりと変化します。
新鮮な時と寝かせた時と好みの状態を見つけるのも楽しみの一つになりますよ。
<YAHA/TSURINEWSライター>