キアヌ・リーブス、人間をどうしても救いたい天使役 ─ コメディ『グッド・フォーチュン』予告編が米公開、セス・ローゲンら共演
キアヌ・リーブス、今度は天使役。新作コメディ映画『グッド・フォーチュン(原題)』の予告編が米国で公開された。
本作はリーブス演じる善意の守護天使ガブリエルが、ギグワーカー(単発労働者)のアルジを“助けを求めている人間”とみなしてターゲットにしたことから巻き起こる騒動を描く。ガブリエルはアージを手助けするどころか、裕福な投資家のジェフと立場を入れ替えようとして……。
「もっと意味のある仕事をさせてもらえませんか? 私は人々を導きたいのです、彼らの人生を変えたい」。予告編の冒頭で、キアヌ演じる天使ガブリエルは言う。すると、同じく天使のマーサは答える。「迷える魂を救うには、迷える魂を見つけなければなりません」。
目をつけたのは、職場でひどい扱いを受けているギグワーカーのアルジだ。ガブリエルはデニーズの看板に立ち、「迷える魂だ……」とつぶやく。「アルジ、僕は天使のガブリエルです。あなたを救いに来ました」。もっともアルジは、「は? 誰だよお前、なんで俺の名前知ってんの?」である。
実際にガブリエルは、走行中の車を止めて事故を救ったことがあるらしい。「普段はメールしながら運転している人を救うのが仕事です」。アルジが「そこそこの守護天使が来たってこと?」と尋ねると、「そんな感じ」とガブリエルは答えた。
映像の最後は、ひとりの女性がガブリエルについてジェフに尋ねるシーンだ。「彼を知ってる? 髪が長くて、背が高くて……」と聞かれるや、ジェフは「ああ、ガブリエルだね。天使だよ」と応じる。「ほんとにカッコいい、顔の上に座りたい」「それは……たぶんパニックを起こすよ」。
監督・脚本は「マスター・オブ・ゼロ」(2015-2017)のアジズ・アンサリ。自らアルジ役を演じ、プロデューサーを兼任する1人4役で初の長編映画に挑む。
出演者はキアヌ・リーブス、アジズ・アンサリのほか、ジェフ役で『フェイブルマンズ』(2022)「ザ・スタジオ」(2025-)のセス・ローゲン、天使マーサ役で「シンパサイザー」(2024)『私ときどきレッサーパンダ』(2022)のサンドラ・オー。『NOPE/ノープ』(2022)のキキ・パーマーも出演する。
もともと、アンサリは2022年に『Being Mortal(原題)』で監督デビューを果たす予定だったが、出演予定のビル・マーレイの不祥事によって企画が頓挫していた。ローゲン&パーマーは同作に出演予定だったため、今回は念願の再タッグとなる。
映画『グッド・フォーチュン(原題:Good Fortune)』は2025年10月17日に米国公開予定。米国配給はライオンズゲート。
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