藤枝MYFCの久富良輔はロアッソ熊本戦での3年連続ゴールなるか!須藤大輔監督は当日48歳の誕生日!「やるべきことやる」
J2藤枝MYFCは4月22日、ホームで迎える熊本戦(25日)に向けた練習を行いました。DF久富良輔選手は現在J2通算149試合に出場。熊本戦でピッチに立てば150試合出場を達成します。
また、須藤大輔監督は熊本戦当日が48歳の誕生日。節目となる試合で連敗を脱出し、浮上へのきっかけをつかむ意気込みです。
DF久富良輔「4連勝は絶対」
―J2通算出場数はチーム2番目の数字。
あまり意識していなかったが、J3時代も長かった中で、今はJ2の出場数の方が多くなっています。毎年コツコツ積み重ねることができたのかなと思います。
ただ、J1での出場数がゼロというのはかなり意識しているので、絶対にJ1で出場数を重ねるという目標を常に持っています。その意識の方が今は強いです。
―積み上げた数字について思うことは。
一般的な年齢と試合数を比較すると、そんなに多くはないかもしれません。でも、栃木にいた時などは途中出場が多かった中だけど、引け目を感じることなく途中からの1試合でも大事にしようと臨んできました。だから、数字よりも1試合1試合を全力で取り組めたという部分が自信になっています。
―3連敗だが、自分が入って変えたい部分は?
ここ最近失点を重ねているので、DFとして悔しさがあります。チームが攻撃的だからといって失点して良いということは絶対にありません。
守備をしっかり整理した上で、自分の持ち味の攻撃的な部分を出していきたいです。本当に3~4点取れるチームだと思うので、点が入る雰囲気を感じられるような試合にしたいと思います。
―相性の良い熊本が相手。先発の可能性も高いのでは。
相手がどうというより、自分はいつでもいける準備をしたいです。選ぶのは自分ではないので、できることはしっかり準備をすること。考えすぎず、練習をしっかり積み重ねます。
―相性の良さは感じるか。
あまり熊本戦だけ調子が良いという感覚はないけど、2年連続で点を取っているので相手もそのようなイメージはあるのではないかと思います。
―札幌戦はベンチからどのように映った?
千葉戦からの1週間で、ピッチ内の意思疎通はすごくできていたと思います。守備に関していえば、どこでいくのか、どこで待つのかというところがすごく整理されていたと感じました。
得点シーンはゴール前の勝負強さを出せたけど、2失点は勝負強さが出せなかった。ゴール前は藤枝の毎年の課題だが、改善していかないといけない部分だと感じました。
―上位との差は大きく開いていない。連戦への思いを。
この連戦で4連勝は絶対だと思います。3連敗しているから勝ち点を積んでいこうという話ではなく、4つ勝ってプレーオフ圏内にい続けるチームになっていきたいです。今年は誰が出場しても同じようなレベルでサッカーができるのを感じるので、ゴールデンウイークは絶対に連勝したいです。
須藤大輔監督「俺たちはこういう生き様でやるぞという気概が足りない」
―札幌戦を振り返って。
良い入りはしたと思います。最初は押し込まれたが、その後しっかり盛り返して、最近の課題であったセットプレーから修正して得点できました。そこから自分たちでゲームをコントロールできなかったと感じています。
何よりミスが多かった。奪ったボールも相手に渡していました。相手がそんなにプレッシャーを連続でかけているわけではなかったので、やはりビルドアップの部分での物足りなさがありました。千葉戦では守備の後手感があり、札幌戦は攻撃で後手感がありました。この2試合で攻守ともに膿を出せたと思うので、反省を生かして熊本戦に臨みたいです。
―千葉戦、札幌戦での後手感の根本的な原因は一緒の部分か。
一緒だと感じます。攻守で違いはあるものの、根本的なメンタルの部分。ビルドアップのところでしなかったり見えなくなってしまったり。形という部分もあるかとは思うが、メンタルの方が大きいかなと思います。
―できるのだからやろうよと。
俺たちはこういう生き様でやるぞという気概が千葉戦ではなくて、札幌戦でもまだ足りないです。1点取ってちょっと守りに入ったかなと感じましたし、安全にいこうか、というのがプレーに出ていたかなと。
ベンチから見ているのと選手が実際にやるのは違うところがあるけれど、その分を少し感じました。ボールを持っていても怖さを与えられず、何かしらずれて相手にボールがいき、相手のリズムになってファウルを取られると。セットプレー2発というのは相手に流れがあったとは思えない。その中で失点しているのは自滅があったからなのかなと思います。
―熊本の印象は。
これまでと変わらないです。だからこそ相手に気持ち良くやらせないことが大事。やり方は違うが、ボールを大事にするチーム同士なので、よりビルドアップのところがキーになると思います。
―今まで誕生日での試合は?
あまりないです。あまり関係なく(臨みたい)。これまでの4敗(徳島、鳥栖、千葉、札幌)は良い相手だが完敗した試合はなく、全て勝ち点が取れたと思います。だからこそ自分にベクトルを向けてやるべきことをやりきるというのが大事になると思います。
―熊本戦は生誕祭という特別企画。
こういう状況だから、自分たちのサッカーをして勝ちたい。勝って修正をしていくというスパイラルに持っていきたいです。
―熊本の大木監督は変わらずやり続けている。
変わらないですね。相当な運動量を必要とするサッカー。どんな相手にもぶれないです。