真っ白な山を見下ろして!雪の日の「北雲雀きずきの森」散策コースに行ってきました♪ 宝塚市など
宝塚市と川西市の境に広がる『北雲雀きずきの森』は、四季折々の自然が楽しめる森林公園。雪の日にしか見られない幻想的な風景があると聞き、冬のある日に展望台「みはらし広場」までの散策ルートを歩いてきました♪
ある日の朝。川西明峰高校前の道路を進んでいくと、雪の積もった木のアーチがお出迎え。
ここ「北雲雀きずきの森」は、かつてゴルフ場やレジャー施設だった土地を活用し、地域の自然と人との関わりを再生する目的で整備されました。平成27年に宝塚市に公園として制定され、現在では散策や森林浴、野鳥観察などを楽しむ様々な人々に親しまれています。
また兵庫県推進の「北摂里山博物館」構想の中、きずきの森は「8番目の里山」に位置します。「兵庫の貴重な里山」としても大事な役割を持つ公園なんです。
少し歩くだけでも、この圧倒的、自然の感触!マップを確認しながら雪の道を歩いていると、第二駐車場入り口近くで見上げるような巨木が登場。街中では滅多に見られないサイズの大きな木々たちは、春には立派な桜を咲かせるんだとか。
本道を真っすぐに進んで、左に折れると、本格的な散策路が始まります。
この辺りはコロナ禍の時期に整備が進み、山の景色を直に楽しみつつ、どんな人も歩きやすいように舗装がされています。
実際歩いた筆者としても、平らな道は土の凸凹や、ぬかるみも無く…周囲が里山の景色なのが不思議なくらい、思った以上に歩きやすくて、快適です!森の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながら、楽しんで進んでいくことができました♪
しばらく道を進むと、展望台の入り口に到着。
ゆっくり歩いてはいましたが、ゆるやかな坂を上るにつれて身体がポカポカしてきました。少しずつ標高が上がっているのも感じられます。
そしてこちらが「みはらし広場」。見てください、この真っ白な山並みと広ーい空の大パノラマ!
一面が白い世界で、山の頂上を見ることができます。
案内板によれば、展望台からは大坂梅田周辺までの景色を一望できるそう。本日はどうでしょうか・・・?
おお!しっかり確認できます!
この日の雪の積もり具合はこんな感じ。筆者はスニーカーで問題無く歩けましたが、小さいお子さん連れや走ったりする場合は、滑り止めがしっかりした靴がオススメですね。
時刻は朝の9時過ぎ。こんな雪の日ですが、展望台デッキには、ラジオ体操や運動をする近隣住民の方の姿が見られました。毎日の散歩コースとしても利用されている方は多いそうです。
帰り道。第二駐車場付近の広場で、なんとも立派な木の小屋を発見。
ここはボランティア団体(北雲雀きずきの森きずな会)により、伐採された木材を利用して建てられたスタッフの活動拠点だそう。
周辺にはチェンソーアートによる木彫りの動物たちや、手作りのベンチとテーブルがずらり。
木彫りの動物たちは、雪を被ってなんとも風情が感じられます。森の管理をされているボランティアの方が作った作品だそうで、他にも公園の道中、いつの間にか増えているベンチがあったとしたら、それはここで作られたものなんだそう。公園の中のものを、公園の木を切って作っているとは…里山ならではの、とっても素敵な取り組みだと感じました。
季節の移ろいを実感しながら、自然の中の変化を肌で味わえる「北雲雀きずきの森」。今回は雪の日の景色を堪能しましたが、春夏秋と、どの季節にも訪れたくなる場所でした。
森の中の冒険気分を味わったり、展望台からの絶景を楽しんだり。ぜひ、自分らしい楽しみ方を見つけに訪れてみてください♪
場所
北雲雀きずきの森(北出入口)
(宝塚市切畑)