元中日・古本武尊氏が関メディ中等部のコーチ就任、Honda鈴鹿以来、井戸総監督と同じチームに
5月から指導、さらに厚み増す豪華コーチ陣
兵庫県西宮市の野球専門校・関メディベースボール学院中等部に新たな指導者が加わる。元中日の古本武尊氏(34)が5月からコーチに就任。佐藤義則氏や伊藤敦規氏ら元プロが揃う関メディの豪華コーチ陣がさらに厚みを増す。
古本氏は福岡大大濠高から龍谷大に進学し、強打者として4年春にMVP。全日本大学選手権では打率5割で首位打者に輝き、ベスト4進出の原動力となった。
2012年ドラフト3位で中日入りし、2年目の2014年に16試合に出場したものの、それ以降は出場機会をつかめず2017年オフに戦力外通告。翌2018年からプレーしたHonda鈴鹿で出会ったのが、当時、関メディ総監督と兼務でHonda鈴鹿でコーチを務めていた井戸伸年氏だった。
古本氏は2019年限りで現役を引退。当時はコーチと選手という間柄だったが、5月からは総監督とコーチとして再び同じユニフォームを着る。
過去最多84人が入部した関メディ中等部
関メディ中等部からはOBの今朝丸裕喜が昨年ドラフト2位で阪神入りし、初のプロ野球選手が誕生。実績が人気に拍車をかけ、今春から軟式の部を新設したこともあって、過去最多の計84人の中学1年生が入部した。
そのため指導者を増やして、さらにきめ細かい指導をしていく構え。高校、大学、社会人、プロを全て経験した古本氏が豊富な経験から得た理論を惜しみなく注入していく。
井戸総監督は「古本コーチは人間性も素晴らしく、良いコーチになってくれると確信しています。大所帯になってきましたが、これまで同様、選手一人一人に寄り添って指導していきます」と新コーチへの期待を口にしている。
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記事:SPAIA編集部