東海道新幹線、「半個室タイプ」の上級クラス座席導入へ 「個室タイプ」についても続報あり
JR東海は19日、東海道新幹線「N700S」車両の一部の10号車に「半個室タイプ」の座席を導入すると発表しました。サービス開始予定時期は「2027年度中」としています。
16両編成の東海道新幹線において、8~10号車は「グリーン車」です。発表によりますと、10号車の東京寄り20座席分のスペースに6席の「半個室タイプ」を導入するようです。10号車は「グリーン車指定席68席」から「グリーン車指定席48席+半個室タイプ6席」という構成になります。
「半個室タイプ」の座席は、グリーン座席より上質な設備・サービスを備えた「上級クラス」という位置づけ。通路と座席間には出入り用の鍵付き扉を設け、座席は大型バックシェルタイプを採用。高いプライベート感を確保します。
座席はレッグレスト付きのリクライニングシートとし、半個室タイプ座席専用のWi-Fi環境や荷物スペースを整備します。座席は転換することも可能で、対面で利用することもできるようです。その他設備仕様やサービス内容、座席名称、運転区間、価格といった詳細は今後発表されます。
JR東海はすでに東海道新幹線へ「個室タイプ」の座席を導入すると発表していましたが、今回はそれとは異なる「半個室タイプ」ということで、様々な顧客ニーズに応じていく姿勢を示したとも言えるでしょう。
なお、「個室タイプ」については、サービス開始時期を発表。「2026年秋予定」とのことです。
【参考】東海道新幹線に「個室」誕生!?2026年度サービス開始へ グリーン車より上質なプライベート空間(※2024年4月掲載記事)
https://tetsudo-ch.com/12956105.html