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元カノが「再接近」してきたらどうする!?彼氏を奪われた女性のリアル

ウレぴあ総研

付き合っている彼氏の「元カノ」は、別れているのならもう無関係と思いたいですよね。

気になる存在ではあるけれど、今の彼女が自分なら堂々と交際を続けたいもの。

それを阻むのは、自分ではなく実は彼氏のほうかもしれません。

順調だったはずのお付き合いが元カノによって乱されたのはなぜなのか、ある女性の現実をご紹介します。

幸せなお付き合いだと思っていた彼氏

麻奈美さん(仮名/27歳)には、付き合って4ヶ月ほどになる彼氏がいました。

出会いは、あるサークルに所属している友人が開いた飲み会に呼ばれたときで、この男性がメンバーではない麻奈美さんにいろいろと気を使ってくれて話も合ったことから、仲良くなったといいます。

「人数が少なかったら呼ばれたのですが、私がメンバーじゃないことが、逆に話しやすかったのかもしれません」

と、麻奈美さんは思っています。

LINEでメッセージのやり取りをするようになり、気がつけば週末はデートに誘われるのを楽しみにしている自分に気がつき、告白は麻奈美さんからだったそうです。

男性はすぐにOKをくれて、ふたりの交際は始まりました。

「お互いに会社員で生活のリズムが似ていたことも、お付き合いが安定する理由だったと思います。

彼がサークル活動を楽しむことに反対はなかったし、彼も私が自由に過ごすのを止めるようなことはありませんでした」

サークルは週末に開かれることもありましたが、その前後では必ず自分と過ごそうとする彼氏の姿に、麻奈美さんは愛情を疑っていなかったといいます。

彼氏の部屋でお泊まりするような週末のデートも幸せで、麻奈美さんは順調なお付き合いができていると思っていました。

影を伸ばす「元カノ」

「問題だったのは、サークルに彼氏の元カノさんがいたことです。

恋バナをしているときに元恋人の話が出て、彼氏から聞いてはいたのですが、『もう過去の人だから』とはっきり言ってくれたので、最初はあまり気にしていませんでした」

彼氏が元カノの話をすることがなかったのも、麻奈美さんが安心していた理由です。

ところが、あるとき

「元カノが急に話しかけてくるから、びっくりした」

と、彼氏が言い出します。

メンバーの誰かから自分に新しい彼女ができたことを聞いたのか、「うまくいってる?」と声をかけてきたそうです。

「それで、何て答えたのって聞いたら、『もちろんと返した』と彼氏が言ってくれて、ほっとしましたね」

そのときに聞いたのは、一年ほど付き合って別れてからもふたりの仲は距離がある状態で、「人目があるからなるべく普通にしているけれど、本当は話すのもしんどい」とため息をつく彼氏を麻奈美さんは覚えています。

自分への態度も変わらず、彼氏がこうなら大丈夫だろうと麻奈美さんは思いましたが、それ以降も「今日も話しかけられた」「帰りが一緒になった」と、元カノから接触があることを聞かされます。

「無視することはできないの?」と尋ねると、「病むタイプというかすぐに落ち込むから、普通に話してすぐ終わらせるのが一番いい」と返すのを聞いたとき、「元カノ」の在り方をいまだ身近にしている彼氏にもやもやし始めたのも、この頃。

こうやって、元カノの影がふたりの交際に影を伸ばしていきました。

彼氏にある「変化」が…

おかしいなと思ったのは、週末のデートが「友達と会うから」「ちょっと家で仕事する」など、彼氏の都合で減ってきたからです。

もちろん事情は尊重するけれど、

「その間、私にまったく連絡がないんですよね。

『お仕事は順調?』とLINEしても既読がつかないし、返信も夜になったりするので、そんなに忙しいのかなと心配しながら、何をしているのか不安になりました」

それまでは、会う友人について名前を出してどんな関係か話してくれたのに、そんなこともなくなり、「仕事」と言いながら夜まで電話の一本もくれなくなった彼氏は、明らかに以前とは自分から離れている状態でした。

そのときに頭に浮かんだのが、元カノのこと。

「そういえば、元カノさんのことを話さなくなったなと、気が付いたんですよね。

前は楽しそうにサークルの話をしていたのに、私が聞かないと何をしていたか教えてくれなくなったのも、おかしいなと思っていました」

自分と会う時間を作ろうとせず、平日の連絡も少しずつ減ってきた彼氏に、麻奈美さんは

「このままじゃ付き合うのは難しいかも」

と、話し合いたいことを伝えました。

あっけない「消失」

「彼氏の様子がおかしくなってから1ヶ月くらい経っていて、その頃はもう、会う約束も私から言わないとできない感じでした」

その間、彼氏には「何かあったの?」「私が何かした?」と、話してくれるようメッセージを送っていたという麻奈美さん。

その返事のすべてが「なにもないよ」「忙しくて」と自分の気持ちをいっさい伝えてこない彼氏を見て、「正直、もう駄目だろうなとは思っていました」と、振り返ります。

「付き合うのは難しいかも」と送ったら彼氏の返事は「電話で話そう」で、その逃げ方にも、付き合い始めに感じていた誠実さはなかったそうです。

彼氏のほうからかかってきた電話で、麻奈美さんは「別れよう」と告げられます。

「仕事が忙しくなってそっちに集中したいから、と最初は言っていました。

嘘だなとすぐわかって、『本当は元カノとよりが戻ったんじゃないの?』と聞いたら否定していたけど、『仕事が理由なら私は待ちたい』と言ったら、観念したようにまた仲良くしていると答えましたね」

「心の状態が悪くなって、俺しか頼れる人がいないからと話を聞いているうちに気持ちが戻った」と話すのを聞きながら、こんなにあっけなく自分への気持ちは消えるのかと、麻奈美さんは大きなショックを受けたそうです。

「元カノさんには悪いけど、何ていうか典型的だなと思いました。

弱った自分を見せれば彼氏はさすがに放ってはおけないだろうし、サークルで定期的に会うなら話す時間を引っ張れるだろうし、そうやって私から引き離したんだろうなって」

真実がどうかは確認のしようがないけれど、その「やり方」にまんまと落ちて自分への愛情を捨てた彼氏が、信じられなかったといいます。

「人目があるからなるべく普通にしているって言っていたけど、本当はまだ気になっているから無視できなかっただけで、本当に私のことが好きなら近付かれたら遠ざけますよね」

自分ならそうする、と言い切る麻奈美さんは、彼氏への愛情も交際への未練も、このときにきっぱりと捨てました。

「元恋人」への気持ちを捨てられない人たち

相手が、身近にいる元恋人との関係が再燃して関係が終わるこんなケースは珍しくはありませんが、共通しているのは「元恋人からの接触を今の恋人に黙って受け入れ続ける」ことです。

本当に迷惑しているのなら、拒絶ができるはずですよね。

麻奈美さんのケースでは、男性は「つらそうにしているのを、放ってはおけないだろう」と口にしたそうですが、それを助けるのが本当に自分の役目なのか、別の誰かに頼ることやほかの選択を提案するなど、深い関わりを避ける道はあるはずです。

どんな言い訳を並べても、元恋人に言い寄られてそちらにまた寝返った事実は変わりません。

元恋人への気持ちを完全にゼロにするのは難しいかもしれませんが、新しい恋人がいながら黙って仲を深めるのは、誠実とはいえないですよね。

「結局、二股ってことじゃないですか。
そっちにいきたいなら、まず私と別れてと言いたいですね」

麻奈美さんは肩をすくめていましたが、こんな状態に置かれる現在の恋人の気持ちを想像できないような人間と、幸せな恋愛が叶うとは思えません。

元恋人がどうであれ、今の好きな人を最優先で大切にするのが、本当の愛情ではないでしょうか。

「自分を信じる」強さ

麻奈美さんは、言葉の通りに元彼とはそれ以来連絡を取っておらず会うこともなく、今は音信不通だといいます。

最後の1ヶ月は付き合っているのかどうかも怪しいような状態だったけれど、別れてから不毛な執着を抱えることがなかったのは、「自分をかわいそうだと思いたくなかったから」だと、話してくれました。

「彼氏には、何かあるのなら教えてほしいとずっと伝えていました。

私のほうはいつでも聞くつもりでいたのに、それを避けていたのはあの人です。

でも、私に隠れて元カノと会っているような人を責めても仕方ないし、それよりも自分のことですよね、こんな目にあってかわいそうなんて思ってしまったら、本当に救いようがないじゃないですか」

麻奈美さんの強さは、「自分を信じる」ことにあります。

はたから見れば「元カノに彼氏を奪われた人」で、それが事実だとしても、自分は正しく彼氏と向き合おうとしたことを忘れてはいけません。

不誠実なのはそれを受け入れなかった彼氏の側であり、その人との関係が自分を幸せにしないと理解できたからこそ、潔く別れを受け入れて次に進もうとする力を持てます。

いつだって自分を信じることができる人が、不要な未練をはねのけます。

その自分と同じ気持ちで結ばれる人はほかにいる希望を、麻奈美さんはしっかりと心に抱いています。

順調だと思っていた交際でも、外部からどんな手が伸ばされるかはわかりません。

でも、本当に愛情があるのなら、そんな妨害に負けることはありません。

関係の維持はいつだって自分の問題であり、そこに誠意を持てない人とは、きっぱりと終わるのが正解です。

一対一で向き合う力のある人と、幸せな恋愛は叶います。

(mimot.(ミモット)/弘田 香)

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