Yahoo! JAPAN

東京都心に建つJR東日本直営の総合病院 新病棟完成で医療サービス充実(東京都渋谷区)

鉄道チャンネル

新病棟完成で存在感を高めるJR東京総合病院。中央の高層棟が「A棟」。左隣がリニューアルされる「B棟」=イメージ=(資料:JR東日本、©2023,Takenaka Corporation)

JR東日本が鉄道以外に流通、飲食、ホテルとさまざまなビジネスを手掛けるのことは皆さまご存じの通り。本サイトの箸休めとして、〝JR直営の総合病院〟のニュースをお届けする。

JR東日本が運営する一般病院が「JR東京総合病院」。所在地は東京都渋谷区ながら、最寄り駅はJR、小田急などの新宿駅。もちろん、JR社員以外の誰でも受診できる。

最新ニュースが、2025年3月24日の新しい病棟の誕生だ。名称は新病棟「A棟」。病院は、新病棟オープンを機に「患者支援センター」を新設。入院患者が、快適に治療・健康回復できる環境を整える。

A棟は国鉄時代の1980年に建てられた旧病棟を建て替え。地上16階建て。病棟内の患者支援センターでは、医療、介護、福祉の情報を提供して相談に応じる。

病床数401床(171室)。それぞれの病室は、プライバシーに配慮して半個室化。病室内は自然換気を取り入れ、建材に東京・多摩産の木材を地産地消で活用することで、やさしくぬくもりある空間を創出する。

新病棟以外では、既設の外来棟「B棟」をリニューアル。消化管検査センターを移転するほか、手術支援ロボット「hinitori(ヒノトリ)」を導入して、医療体制を充実する。

JR東日本は2025年3月10日、JR東京総合病院A棟完成の記念セレモニーを開催。深澤祐二会長、喜勢陽一社長、宮入剛病院長らが適切な医療の提供や地域貢献を誓った。

JR東京総合病院は1911年、東京・麹町に開院した「常盤病院」がルーツ。3年後の1914年に鉄道省所管の東京鉄道病院に。戦後、中央鉄道病院への名称変更を経て、1987年4月の国鉄改革で一般開放、誰もが診察を受けられるようになった。

病院があるのは、小田急ホテルセンチュリーサザンタワーやJR東日本本社が建つ新宿サザンテラス西側。病院南側には小田急線の踏切(新宿~南新宿間)がある。

記事:上里夏生

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【キシャメシ】猫とランチが楽しめる!「ねこカフェ&ねこ酒場 らて」(新潟県長岡市)

    にいがた経済新聞
  2. 【暑い日でもペロッと!】ブロッコリーをさっぱり食べたいならコレ♪箸休めにも主役にもなる南蛮漬けレシピ!

    BuzzFeed Japan
  3. 【5/17・18】岡山県玉野市の宇野港第一突堤周辺で「第28回 たまの・港フェスティバル」開催!海・港・船がテーマのイベント

    ひろしまリード
  4. 「カラクテール」の新章:イタリアン × フレンチの愛されレストラン、7年目の星!

    料理王国
  5. 新世代ラッパー #KTCHAN、自分を肯定する“魔法のパンチライン”を綴る初著書『飛んできたナイフは、プレゼントで返したい。』発売

    SPICE
  6. 【十日町市・きもの着用特典】きもの着用でお得な特典サービスを受けよう!

    日刊にいがたWEBタウン情報
  7. 「スマホは5000円以上のガラスフィルムでしか守れない」と信じてきた私が初めて「100均のフィルム」を使ってみた結果 … が歴然すぎて泣いた

    ロケットニュース24
  8. 【午後3時の新製品】菊水酒造、爽やかな”涼”をはこぶ夏の限定酒「菊水 涼風」を新発売

    にいがた経済新聞
  9. ​<静岡>パン・菓子の「ヤタロー」が手掛ける新ブランド「ミセス・ハルノ洋菓子店」が松坂屋静岡店にオープン

    アットエス
  10. 雇用調整助成金はコロナ禍の雇用を守れたのか? JILPTが調査で示した短期効果と長期リスク

    月刊総務オンライン