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LINEで起こるすれ違いを分析!言葉・スタンプ・速度…ポジティブになるポイントは?

Sitakke

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先週、「若者はLINEにまる「。」をつけない大人のためのSNS講義」という本が出版されました。

LINEやメールで、褒めたつもりが相手の感情を害してしまったり、笑顔スタンプを送ったのに嫌味と受け取られたり…
そんなすれ違いがおこること、ありませんか?

LINEやメールでのすれ違いをふせぐため、どうすればよいのか取材を進めました。

50代女性
「私はちゃんと送ってるけど、主が読み違える。『○○を買ってきてね』と送ったら、夫が別の商品を買ってくる。LINEだと伝わっていない。夫がちゃんと読まないから」

トラブルがあった妻を慰めたつもりが、責められたと勘違いされたという男性も。

40代男性
「妻に大丈夫だよという意味でLINEを送ったのに、『え、私が悪いの?』と解釈された。内容がシビアだと結構LINEは誤解が生じるのかな」

30代女性
「おばあちゃんからのLINEは、ん?と思うことがたまに…。長くて絵文字がたくさんついていて、結局何が言いたいのか分からないけど、なんだか楽しそう」

そんな80代のおばあちゃんのLINEがこちら!

おばあちゃんは、近況報告をしたかったんですよね。
おばあちゃんの気持ちもよくわかるけど、LINEのやり取りという点では少しずれているかも。

HBCテレビ「今日ドキッ!」のスタジオでは「若い人のLINEについていけない」という声も。
若者が細切れにLINEを送ってくることに「何を言いたいのかわからない」という困惑もあるようです。

では、なぜ世代間でLINEやメールですれ違いが起こるのでしょうか?

専門家の分析は

先週、出版された『若者はLINEに「。」をつけない 大人のためのSNS講座』の著者で、ITジャーナリストの高橋暁子さんに「LINEのすれ違い」について詳しく聞いてみました。

「LINEなどのメッセージのやりとりは、言葉とかスタンプとか返事の速度などに対する感覚が人によって違うので、誤解を生みやすくなっています」

多くのすれ違いは「自分が常識だと思っていることを言語化できていない」ことによると高橋さんは指摘します。

「本来だったら対面でコミュニケーションをとるのが一番簡単なんですけど、文章でコミュニケーションする場合は、正確な意図を明確にすべて文章化して伝える必要がある」

大人世代は、1回のやりとりでしっかりすべてを伝えようと、長い文章ですべてを書く傾向があるといいます。
そのため、「要件があるときだけ送る」人が多いのだとか。

一方、若者世代は長文で返信するということが「基本ない」といいます。

「『ひま、なに?』『ごはんいこ』『いいよー』『なにたべる?』『焼肉』『やっぱ中華がいい』『じゃあ中華で』『どこいく?』『ラーメン』」

若者世代は、短文でチャットのようなやり取りをするので、スピーディなのが「正解」なのだとか…。

すれ違い、どうしたら防げる?

大人世代が若者にLINEを送る時の注意点について、高橋さんは「一問一答で答えられるような質問を投げかける」ようにアドバイスします。

さらに絵文字を1つつけるとポジティブな印象になるそうです。

「若者世代は上の世代をただでさえ怖いと感じている」と高橋さんは話します。

特に大人世代が若者世代に寄り添うことがトラブルを防ぐことになるかもしれません。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月12日)の情報に基づきます。

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