作り始めて200年、御前崎市発祥の干し芋を全国へPR!ねっとり甘い特産干し芋を使ったスイーツやパンの開発も
“御前崎の干し芋”の歴史は江戸時代までさかのぼる!
御前崎市の特産「干し芋」は、ねっとりとした食感と強い甘みが特徴です。市内の菓子店では、干し芋を使った新商品の開発が始まりました。
干し芋づくりが始まって200年を迎え、御前崎市では「干し芋発祥の地」を全国にPRする取り組みが始まりました。
静岡県の西部に位置する御前崎市。砂地を利用したサツマイモ栽培が盛んです。その歴史は、江戸時代までさかのぼります。
この御前崎市で200年前に誕生した干し芋。遠州のからっ風のおかげで、芋の水分が短時間で抜けるため、良質な干し芋を作ることができました。こちらの工場では年間およそ30トンも生産しています。
御前崎市 企画政策課 若宮柚芽さん:干し芋が今年誕生から200周年ということで、これを機会に御前崎市内の方はもちろん、市外の方にももっと広めていきたいと思っています。そこで、干し芋プロジェクトというものを発足させました。
9月に開かれたプロジェクト会議では、地元の菓子店などが試作品を持ち寄り、新たな特産品の開発に取り組みました。
こちらは季節の果物などを使ったシフォンケーキが人気のお店、chiffon cake moF。
試作品として出されたのが、干し芋入りのシフォンケーキです。
chiffon cake moF 大澤萌さん:食感を楽しんでもらえるように角切りにして混ぜ込んで焼き上げています。
このシフォンケーキとクッキーは、11月23、24日に開かれる「御前崎市大産業まつり」で試験販売されます。
御前崎市 企画政策課 若宮柚芽さん:この1年で終わるのではなく、今後より広まっていってほしいです。“御前崎市=干し芋”と認知していただければいいなと思っています。
これからも新たにスイーツやパンを作り、御前崎の干し芋を全国に広めていきます。
(2024年11月23日放送)