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未知なるおいしさ! バタークリームのミルクレープに大ハマり!【京都】

anna(アンナ)

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本日の一品 > PATISSERIE CとSHE.s の「ミルクレープ」(京都・四条烏丸)

フォトグラファーの吉村規子さんが、すぐそばにある老舗の喫茶店を取材した時に、発見。「新しいケーキ屋さん?と気になり、帰りに寄ってみたら大正解でした」と教えてくれたのが、ここ。今回は、烏丸松原にある因幡堂 平等寺のほど近くで、パティシエ夫妻が営む小さなパティスリーへ。

( Index )

「バタークリーム×ミルクレープのおいしさに思わず感動!」(吉村規子さん)編集部の「これも食べたい!」

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【水曜15時のあまいもん】とは?
関西の食に精通するライター、エディター、フォトグラファーなど“取材のプロ”たちが、ほんとは教えたくない関西の「推しおやつ」を、和洋問わずレコメンド。確かな目利きで選んだあまいもんは、どれもわざわざ足を運んで大正解の、ハズレなしのおいしさです。

「バタークリーム×ミルクレープのおいしさに思わず感動!」(吉村規子さん)

PATISSERIE CとSHE.s の「ミルクレープ」

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層の美しさにほれぼれしてしまう「ミルクレープ」518円。フランボワーズのジュレが酸味をプラスし、良いアクセントになっています。

「ミルクレープが大好きなのですが、手間がかかるせいか、パティスリーではあまり見かけません。なので、ショーケースで見つけた瞬間、迷わず購入しました。“バタークリームの~”と書いてあったので、少し重たい味わいなのかな?と思ったのですが、とんでもない! 食べてみたら、これが本当においしくて、生地との一体感も抜群。甘さも程よく、あっという間にお皿が空っぽになりました」(吉村規子さん)

神戸のパティスリーでともにパティシエを務めていた渡邉 仁さん・優佳さん夫妻が、2023年10月に構えたパティスリーです。製造から販売まで、すべてふたりで手がけており、生ケーキは主に優佳さんが考案。最後に仁さんと試食をして、味を完成させているそうです。飾るフルーツを変えて通年並ぶミルクレープもそのひとつ。

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パティスリーを営む渡邉 仁さんと優佳さん夫妻。神戸のパティスリーで知り合い、優佳さんの故郷である京都で店を構えました。

「バタークリームは、本来はすごくおいしいもの。苦手だという人にもそのおいしさを知ってほしい」という優佳さんは、ミルクレープにもバタークリームをサンドしています。イタリアンメレンゲを作り、バターとアングレーズソースを混ぜキルシュで風味をつけているというこちらのバタークリーム。コクがあって、でも甘すぎず重すぎず、本当においしいんです。

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端正な姿形のケーキが並ぶ冷蔵ケース。季節替わりのフレジェは、マスカットを使ったマスカジェという名で店頭に。

生ケーキは、季節でフルーツが変わるフレジェや、コーヒーシロップがジュワジュワッとしみ出るオペラなど、フランスの伝統的なケーキを主体に15種前後。「香りや余韻を大切にしたいので」と、お酒を効かせどっしりした味わいに仕上げたものが多いのが特徴です。それでいながら食べやすく工夫を凝らしているので、フォークを持つ手が止まりません。

編集部の「これも食べたい!」

メルベイユ・オトンヌ

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季節によって装いを変えて通年販売している「メルベイユ・オトンヌ」540円。写真はイチジクを使ったオトンヌ=秋バージョンです。

「これは珍しい!」と、ショーケースの端に見つけてうれしくなってしまったのが、メルベイユ。北フランスやベルギーで古くから続く、メレンゲとシャンティクリームからなる伝統菓子です。東京にはフランスから上陸した専門店がありますが、これを作っているパティスリーはめったにありません。

実は、フランス人のお客さんからの「どうしてもメルべイユが食べたい」というリクエストで誕生したそうです。優佳さん自身も食べたことはなく、作っては試食してもらい、作り直して……を、何度も何度も繰り返して完成したといいます。

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ショーケース左手の棚には焼き菓子がディスプレイ。フランスの地方菓子を主体に10種ほど揃っています。

まぶしたチョコレートの中は、メレンゲとシャンティクリームだけというシンプルなケーキ。でも、水分の多いクリームと湿りやすい生地の組み合わせなだけに、おいしく作るのはとても難しいもの。優佳さんは、メレンゲをカカオバターで薄くコーティングして食感を保ち、フルーツを忍ばせて季節感を添えています。

生ケーキのほか、しっかり焼き込んだフランやカヌレといったフランス伝統の焼き菓子やサブレなども店頭に並びます。こちらは仁さんの担当だそうで、まさに夫妻が二人三脚で営むパティスリーです。

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教えてくれた人吉村規子/ Noriko Yoshimura

大阪生まれ、大阪育ちのフォトグラファー。主に女性誌やライフスタイルマガジンなどの撮影を手がけている。甘いもんはもちろん、おいしいものは分け隔てなくウェルカムな体質なので、フード関連の撮影の時はテンションが上がります。

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DATA

PATISSERIE CとSHE.s(パティスリー シートシーズ)
京都府京都市下京区因幡堂町699 バインオークサーティーン 1F
075-585-5285
営業時間 11:00~ 売り切れ次第終了
定休日:木 ※ほか不定休あり

\from Editor/
「CとSHE.s」は、かつて京都の名店「ロトス洋菓子店」(現在は店名を変えて移転)があった場所。実は「ロトス洋菓子店」のつもりで訪れて、そのままこちらの常連になるお客さんも少なくないのだとか。それも納得のクオリティでした。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

写真/吉村規子 文/齋藤優子 企画・編集/吉村セイラ

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