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鶴見医師歯科医師会 防災拠点運営委と勉強会 トリアージ学び、連携模索

タウンニュース

呼吸の数え方を練習する参加者たち

地域防災拠点の運営委員や医療従事者らが災害時のトリアージについて学ぶ勉強会が2月18日、鶴見医師歯科医師会館で開かれた。

この勉強会は同会が昨夏に続き主催したもの。トリアージは、災害時など多数の傷病者が発生した際に緊急・重症度に応じて治療の優先順位を決めること。

昨夏は医療従事者を対象に実施したが、今回は区内に31カ所ある地域防災拠点の運営を担う自治会・町内会関係者にも参加を呼びかけ。災害時の避難所となる同拠点でも医師らが迅速にトリアージを行えるよう、運営委員にも知識を身につけてもらう目的で行われた。

当日は約50人が参加。救急救命士で日本体育大学の鈴木健介教授が講師を務め、トリアージの基礎から解説。呼吸回数や意識の有無等で緊急・重症度を判断する方法やトリアージタッグの赤・黄・緑・黒色のもぎり方などを学んだ。また、実技として2人1組で呼吸回数を数える方法なども体験。参加者の1人、豊岡地区連合会の木佐美信行会長は「貴重な体験をさせてもらった。知識を共有し、災害時に協力できたら」と語った。

(一社)鶴見医師歯科医師会の川名明徳理事長は「今日学んだことを各拠点で検討し、我々に意見をいただきたい。勉強会を重ねながら、より良い形を一緒に探っていけたら」と語った。

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