【弱さの提示の効果】相手を積極的にさせるには?【相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典】
相手を積極的にさせる
弱い自分をさらした方が吉
人は、相手が謙遜したり、弱みを提示すると、それを補おうとする心理を働かせるものだ。相手に対して積極的な意見を求めるような場面のとき、先に自分を弱く見せておくと相手はそれを補おうと積極的になる傾向がある。
例えば「何か質問はありますか?」とシンプルに呼びかけると、特に質問は出てこないが「説明に至らない部分があったと思いますが」と呼びかけると、人はなぜか積極性を増すことがある。あらかじめ失敗してもいいのだとハードルを下げることにより安心感を得るためだと考えられる。
ネガティブな自分をさらけ出すことが、相手との関係を縮めることもあるということだ。
弱さの提示の効果
本音を引き出す効果
自分のトラウマや問題点を見せると相手は自分の問題についても素直に向き合うようになる。
自由な発言を許容する効果
事前に自分の問題や話しにくいことをあえて話すことで、周囲の発言も自由度を増す。
【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇