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響きは直感!漢字はこだわった、赤ちゃんの名づけ。秘訣は夫婦の役割分担

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4歳の長女との7ヶ月の長男の子育てに奮闘中のママライター、“はやしなお”です。29歳と33歳で出産しました。現在は子育て中心の生活をしながら、在宅ワークで学生の勉強のお手伝いなどをしています。これから出産を迎える不安な方に、少しでも安心して出産に臨んでもらえるよう、私の体験をお話ししたいと思います。

まだ性別も不明なのに、夫のなかですでに名前決定!


苦しいつわりの時期を乗り越えて、いよいよ安定期にさしかかる前のこと。出産本を買い、生まれてくる赤ちゃんの名前を考え始めました。

そんなある日、夫婦で夕飯を食べていると、赤ちゃんの名前の話題に。夫は「女の子だったらつけたい名前があるんだ」と言って名前を即答。そのときの私は、それを聞いてもあまりピンときません。「まあ参考に覚えておこう!」と思っていた程度でした。

夫のこだわりの名前の候補を聞いたのはまだ妊娠4ヶ月のときで、そもそも赤ちゃんの性別もわからない時期。しかし夫は女の子が欲しいと切望! おなかの子が女の子であると疑わなかったのです。

女の子前提で夫が決めた名前。心境複雑ながら愛着も


いくら夫のイチオシの名前があったとしても、「さすがに名前を決めるのは早すぎる」と私の気持ちは複雑でした。

「女の子だとしても他の候補も考えておきたいし、そもそも男の子の可能性もあるから、男の子だった場合の名前だって考えてあげなくちゃ…」と、あれこれ考えてしまいます。

しかし、不思議なものです。女の子の名前の候補をいろいろと考えてみるものの、つい夫が挙げた候補名と比べてしまうのです。そして自然とその候補名にどんどん愛着がわいていきます。

結局、男の子の名前の候補は1つだけ決めて、性別が判明したらその時点で名前を決めようということになりました。

ついに性別判明! そして念願の女の子確定


そして、ついに運命の性別判明の日を迎えました!

「うーん、たぶん女の子だね。」との医師の言葉に、夫を見るとなんとも嬉しそうな表情! その日から夫は、おなかの赤ちゃんに、夫の考えた候補名で呼びかけるようになりました。私も気持ちは一緒。この時点でその名前にしようと心を決めました。

こうして、夫の一言からはじまったわが家の名づけは、名前の音を先に決め、漢字を後付けするという順序で進むことに。

私も夫も字画には特に強いこだわりはありません。また、幸いなことに、両家の両親も同じ。自分たちの子どもに名付けするときにも全く字画を調べたことがないというタイプだったのです。字画でもめると聞いたこともあるのですが、誰も気にするタイプでなくてよかったとホッとしました。

音はシンプルに…。漢字はこだわりをもって


夫のアイデアで名前の音が決まると、次は漢字です。漢字は、私が担当することに。音は、よく言えばシンプルでよくある名前。その分こだわったのは、漢字は少し個性的にしたいということでした。こちらはかなり悩み、臨月に入る前までの何ヶ月もの時間を使って、考えつくしました。

最終的には、実際にある珍しい花の名前の漢字をそのまま使い、読み方は少し当て字にすることにしました。決め手となったのは、夏生まれなので「夏」という漢字が入っていたこと。また、その漢字の花の「楽しい思い出」というとても素敵な花言葉に惹かれたことです。

「楽しい思い出に溢れた、素敵な人生にしてほしい」と願ってつけた名前。私たち夫婦から子どもに贈る最初の大事なプレゼントになりました。

娘が幼稚園に入園すると、たくさんの持ち物や書類に名前を書く機会がありました。そのたびにこの名前にしてよかったなと思うことができ、この名付けは成功したと思っています。やはり名前は親のたくさんの愛と願いを込めた大切な贈り物。いつか子どもにも、「この名前で良かった」と言ってもらえたら…。そう、淡い夢を抱いています。

[ はやし なお * プロフィール]
将来の夢は保育士さんになることと言っていたほどの子ども好き。学生時代は教員免許も取得し、塾講師や家庭教師や塾講師といった仕事も長年経験してきました。今は在宅で少しずつ仕事をしながら、子育て第一に子供たちとの時間を大切に過ごしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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