犬が『洗濯物を好む』5つの理由 ゴロゴロとくつろぐ心理や服の上に乗らないようにさせる対策まで
1.飼い主のニオイがするから
犬は人間よりもはるかに嗅覚が優れているため、衣服に残っている私たちのニオイも感じ取ることができます。脱いだばかりの服の上に愛犬が乗ることも多いですよね。
また、普段から洗濯された服を着ているので、洗剤のニオイも含めて飼い主のニオイだと認識しているのかもしれません。
そのため、洗濯後の洋服の上に乗ることで、飼い主の香りに包まれているような感覚になるのです。私たちのニオイで安心してくれるのはとても嬉しいことですが、だからこそ愛犬のためにニオイには気を付ける必要があります。
香りの強い洗剤や柔軟剤、香水などの使用は愛犬の不調の原因になることもあるので使用を控えるようにしましょう。
2.暖かくて気持ちいいから
外に干された洗濯物や乾燥機にかけたあとの洋服はとても暖かいため、暖をとるために上に乗ったり中にもぐったりすることがあるようです。
干したての布団が気持ちよくて、つい横になってしまうのと同じような気持ちなのではないでしょうか。なかには気持ちよくてそのまま眠ってしまう子もいるようです。
3.自分のニオイをつけようとしている
日頃私たちが来ている服には、愛犬のニオイも付いています。それが洗濯することで亡くなってしまうため、新たに自分のニオイを付けなおそうとしていることもあるようです。
犬は自分のニオイが付いているものが近くにあると安心するので、洗濯したばかりの衣服にマーキングをして自分のものであることをアピールしています。
私たちの衣服であれば問題ありませんが、愛犬の使っているベッドやブランケット、ぬいぐるみ等を洗濯するときは注意が必要です。自分のニオイのついたものが一度に洗濯されてしまうと「テリトリーが荒らされた」とストレスを感じてしまう可能性があります。
愛犬の使っているものを洗うときは、何回かに分けてあげるようにしましょう。
4.洗濯物を寝床だと思っている
洗濯物の中には、洋服だけでなくタオルやブランケットなどもありますよね。そのようなものは寝心地が良いため、愛犬が寝床だと思っている可能性があります。
また、上記したように干された後の洗濯物は暖かいので、より快適なベッドになってしまっているのでしょう。
犬が上に乗ることでどうしても抜け毛が付いてしまうので、バスタオルのような体を拭くものは抜け毛が付かないようにすぐにしまったほうが良いかもしれませんね。
5.飼い主の気を引こうとしている
洗濯物の上に犬が乗ると、私たちは何かしらの反応をしますよね。抜け毛が付かないように抱っこして場所を移動したり、声をかけたりする方も多いのではないでしょうか。
洗濯のたびに洋服の上に乗ろうとするのであれば、もしかしたら「洗濯物の上に乗ると飼い主が構ってくれる」と学習してしまったのかもしれません。
洗濯物の上に乗ることを遊びだと思ってしまうと、畳んでいる間にどんどん崩されてしまうなんてことも。たまになら可愛らしいですが、毎回だとさすがに困ってしまいますよね。
犬は飼い主の気を引くためにイタズラや問題行動をとることがあります。繰り返してほしくないことをされた時は、大きく反応せず淡々と対応し、状況によってはあえて無視をすることも大切です。
犬を洗濯ものに乗せないようにするには?
犬を洗濯物の上に載せないようにするには、取り込んだ後に放置しないということが大切です。なるべく早く片付けてしまうことが一番の対策です。
しかし、忙しくてなかなか片づけられない、という時もありますよね。そのようなときは愛犬の入れない部屋に洗濯物を置いたり、高い位置に置いておくと乗られずに済みます。
また、洗濯物を畳むときだけ愛犬と別の部屋に移動したり、ケージを活用するのもおすすめです。洗濯物に触れないようにすることで、遊び道具だと思われないようにしましょう。
まとめ
洗濯物の上でくつろぐ愛犬の姿はとても可愛らしいものですが、抜け毛や汚れなどの衛生面も気になりますよね。
私たちの肌に直接触れるものもあるので、なるべく愛犬の手の届かない所に置くようにしましょう。
また、上に乗ってしまった場合も大げさな反応はせず、冷静に対応するようにしてくださいね。