海老名市の子育て相談 リスク判断迅速化
海老名市教育委員会(伊藤文康教育長)が2月1日の記者会見で教育長直属の子育て支援チームを設置することを発表した。昨年12月29日に市内小中学校に通う3人の児童生徒が亡くなったことを受け、再発防止策として打ち出した。
チームでは教育長や市教育部・支援センター、相談員(SC)、スクールソーシャルワーカー(SSW)が保護者から寄せられた相談内容について緊急性をスムーズに判断し、適切な支援につなげる。SCとSSWは、それぞれ1人ずつ増員する。
また、保護者と児童が一時的に距離を置くために、学童保育クラブや教育支援センターでの一時預かりを始める。
これまでクラブ利用には要件を満たす必要があったが、今後は子育て相談を行う家庭のうち、育児不安や子どもに危害を及ぼす恐れがあり、一時的に距離を置くことが効果的な場合、緊急措置として預かる。利用可能なクラブを調整中で3月まで試行し、次年度から本格運用する。