楽天・西口直人が育成再契約 「まずは一軍のマウンドにもう一度立つ」
トミージョン手術から復帰、来季は復活を目指して
楽天は19日、西口直人投手と育成選手として再契約を結んだことを発表した。
西口は山本高から甲賀健康医療専門学校を経て、2016年のドラフト10位で楽天に入団した28歳の右腕。2021年に一軍で33試合に登板すると、2022年には61試合の登板で4勝0敗30ホールド、防御率2.26とブルペンに欠かせない存在へと成長。ところが、昨季は26試合の登板で0勝4敗、防御率4.56と苦戦を強いられ、シーズン終盤の9月に右肘のトミージョン手術を受けた。
昨オフに自由契約を経て育成契約となると、今季はリハビリに時間を費やし、9月27日のイースタン・西武戦で久々の実戦復帰。1回・23球を投じただけでシーズンを終えたが、その後もフェニックスリーグで実戦登板を果たすなど、来季の復活に向けた歩みを進めている。
西口は球団を通じて「キャンプ中など、最初はリハビリが長く感じていましたが、終わってみればあっという間だったかなと思います。後輩たちとも切磋琢磨をすることができて、林や泰など一緒にリハビリをやっていた選手たちと活躍をすることができたらいいなと思います」とコメント。
最後は「この1年半くらい一軍のマウンドに立つことができない苦しい時期が続いたので、まずは一軍のマウンドにもう一度立つということを目標に、チームの優勝のために少しでも力になることができるように頑張りたいなと思います」と来季に向けた意気込みを語った。
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記事:SPAIA編集部