【市川市】「UDロゲインinいちかわ」で楽しみながら防災を
12月初旬、千葉商科大学では防災をテーマにしたイベントを開催。
地図を片手にチェックポイントを回り、獲得した点数を競うスポーツ「ロゲイニング」に参加してみました。
冒険気分で防災にまつわる場所を探そう
朝9時。家族連れやグループ、ランナーなど200人ほどの参加者が千葉商科大学の食堂にやって来ます。
受付で手渡されたのは市川市内の地図と、施設や公園などチェックポイント約50カ所の写真が載った紙。
早速各テーブルでは綿密な作戦会議が開かれます。
ルール説明後、各自で入り口にある時計の時刻を撮影してスタート。
チェックポイントの写真と同じ構図で撮影すると、マップに書かれた得点をゲット。
スタート地点から距離が遠いほど高得点。電車やバスの使用もOKなので、子どもでも無理なく楽しめます。
土のうのある公園や避難所となる施設など、初めて訪れる場所やスタンプラリーもあり、宝探し気分に。
参加者たちは途中、地図を広げた親子やランナーと擦れ違い、自然と声を掛け合うことも。
制限時間は3時間。1分遅れるごとに減点されるため遅刻厳禁。
大学に戻り、終了時間を撮影してゴール。
学食ではお待ちかねのおいしい昼食が。
そして、最後に表彰式。屋外では防災に関するクイズや水消火器体験などもあり、楽しく健康的で、さらに防災知識も身に付く、充実した一日となりました。
地域に根付いた楽しい防災教育を
サービス創造学部の西尾教授は、「防災ロゲインはチェックポイントに自分の足で実際に行って戻ってくることがとても大切。あの坂が大変だった、あそこは車では行かれないなどが体験として残り、生かされてゆく。体験的に楽しく学ぶ防災教育を、ロゲイン以外でも行っていきたい」と話します。
同大学では「地域防災」活動に力を入れており、過去にはサバイバルキャンプを行ったことも。
危険区域、避難場所など、すべてを個人で確認するのはなかなか難しいこと。
イベントを活用し、みんなで話し合う機会にしてみてはいかがでしょうか。
詳しくはhttps://www.cuc.ac.jp/om_dining/irqcjf00000015ml.htmlから