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白壁土蔵群にある豆腐料理専門店。大きな手作り豆腐と小鉢が並ぶボリュームたっぷり「豆腐御前」|倉吉市

na-na

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こんにちはウタです(·Θ·)
毎日暑い日が続いていますが、皆さんご飯はしっかり食べていますか?
これまであちこち食べ歩いていた私も、最近はこの暑さですっかりペースダウン気味です(-Θ-)

こんなときってサッパリしたものが食べたくなりますよね。
サッパリしたものといえば、そう!「お豆腐」
ツルンとして口当たりの良いお豆腐は栄養が豊富で、まさに食欲のない時の救世主!

今日はとっておきのお店をご紹介しますので
お豆腐を食べてこの暑さを乗り切りましょう(^O^)/

白壁土蔵群にある豆腐料理専門店「夢倉(むそう)」

私が訪れたのは歴史的建造物が建ち並ぶ鳥取県倉吉市魚町。
観光スポットとして有名な白壁土蔵群の一角にある
豆腐料理専門店「夢倉(むそう)」

お店の前は一方通行になっているのでご注意くださいね。

お店の横には共同の駐車場があります。
車止めに「白壁倶楽部/夢倉」と書いてあるところに止めて下さいね。
「白壁倶楽部」はこの近くにあるレストランで、その系列店が夢倉なんですよ。

店内の様子

店内は4人掛けと2人掛けのテーブル席、
そして奥のお座敷には座卓とテーブル席があり広々!

メニュー

こちらがメニューです。
豆腐御膳や豆腐ご飯、豆乳スープを使ったうどんなどがあります。

その中でお店の一番人気が「豆腐御膳」
今日はこちらを頂きます♪

豆腐御膳

こちらが豆腐御膳 1300円

メインのお豆腐がすんごいボリューム!
他にはかき揚げやコンニャクの煮物、揚げ出しに茶碗蒸しにお味噌汁。
メイン以外は定期的に変わりますが、今よりさらにお豆腐を使ったものを増やしていくそうですよ。

御膳のお豆腐はお店の裏にある豆腐工房で作られています。
これまでは国府町雨滝から豆乳を取り寄せてお豆腐を作っていましたが、今後は原料となる大豆の栽培からお豆腐の製造まで一貫して手掛けようと、国や市の補助を受け豆腐工房を建設、2023年の春に完成したそうです。

メインのお豆腐は「白壁とうふ」と呼ばれる、
鳥取県産大豆100%にこだわったお豆腐です。
スプーンですくって取り皿に移し、
好きな薬味とだし醤油をかけていただきます。

なめらかな食感の白壁とうふは大豆のコクと旨みがたっぷり!
はじめはこのお豆腐のボリュームに驚きましたが、
気がつけばペロッと完食していました(·Θ·)

今回温かいお豆腐を選びましたが、冷奴や揚げ出しも選べますよ。
(値段は変わりません♪)

揚げ出し豆腐は水きり豆腐を素揚げしてあります。
外側はカリっと、中はふわふわした食感が楽しめました♪

味噌汁の具材にもお豆腐が。

アイスティーと紫芋の水まんじゅう

豆腐御膳にはプチデザートも付いています。
この日は紫芋の水まんじゅうでした。デザートも自家製なんですよ。

そして飲み物は食後だと200円でいただけちゃいます!お得~♪

夢倉とうふ工房

ここがお豆腐を製造している「夢倉とうふ工房」です。
豆腐料理専門店「夢倉」と豆腐製造所「夢倉とうふ工房」は、障がいのある人たちの働く場(障害者就労継続支援B型事業所)として、福祉サービスを展開する社会福祉法人和(なごみ)が運営しています。

今日は少しだけ中を見学させてもらいました。
木綿豆腐は週に1回、絹豆腐は定休日以外ほぼ毎日作っておられます。
ちなみにお店で提供されている豆腐料理には絹豆腐が使われています。

加熱窯とグラインダー(豆摺り機)

工房ではちょうどスタッフさんが絹豆腐を製造中。
豆乳ににがり(凝固剤)を入れ、かき混ぜる作業をしていました。

豆乳は冷たくしてからにがりを混ぜる方が、よりなめらかな豆腐が作れるのだそう。
静かにゆっくりかき混ぜています。

お豆腐の原料である大豆は、「星のめぐみ」や、大豆の注目成分の一つ、イソフラボンが一般的な大豆と比べて2倍近くあるといわれる、三朝町特産の「三朝神倉(かんのくら)大豆」
どちらも鳥取県産大豆です。
色々な大豆やブレンドの比率を変えるなど、試行錯誤の末、ようやく納得する味に辿り着いたそう。

にがりを混ぜ終えたら箱型ごと専用の機械に入れ、凝固させます。

出来上がったお豆腐はカットしてしばらく水にさらした後、
丁寧にすくいパック詰めしていきます。

豆腐の品質維持と型崩れを防ぐために、
一つ一つパックの隙間に水を入れます。

最後はフィルムで包装し完成。

包装されたお豆腐はしばらく水槽に入れて冷やします。
これら全てここで働くスタッフさんの手作業なんですよ。

障がいや病気などの理由により一般企業で働くことが難しい方が、
スタッフとともに働きながら必要な知識や技術を身につけ、こうして活躍する場が増えるのは素晴らしいことですよね。

「誰もが役割や生きがいをもって、自分らしく暮らせる社会になるように」

この取材を通し、大切なことを私は教わりました。

はこた人形工房

夢倉の店内には、江戸時代から続く張り子のお人形、「はこた人形」の工房も併設されていました。

「張り子」とは、木や粘土の型に和紙を貼り重ね、立体的にしたもの。
この張り子のお人形は全国的にも珍しく、山陰では倉吉でしか作られていないのだそう。
昔は「はーこさん」とも呼ばれ親しまれていて、子どもの遊び相手でもあり、
また怪我や病気をすることなく無事に育ってほしいという願いが込められた厄除けのお守りでもあったようです。

大小さまざまなはこた人形をはじめ、しおりやボールペンなども販売していて、お土産にも喜ばれそうです。
ここでは、はこた人形を制作する工程を見学することも出来ます。
さらに人形の顔描き体験も! 
当日の受付も出来ますが夢倉のスペースを借りて行いますので、事前に電話でのご予約をおススメします。

写真左から牧田さん、山脇さん

こちらがはこた人形工房を共同運営している山脇さんと牧田さん。
お二人ともご出身は地元倉吉です。

かつて、はこた人形は代々「備後屋」の屋号を持つ三好家が作り続けてきたのですが、三好家に後継者がいなかったため、倉吉市がこの伝統を引き継いでくれる作り手を募集。そこへ山脇さんが応募し、作り手の一人に選ばれました。
最後の職人となる師匠の故・三好明氏からその技術を受け継ぎ、2014年から山脇さんはもう一人の作り手と共に製作活動をしていましたが、数年前にその方が辞められ、再び市が作り手を募集。それに牧田さんが応募したのだそう。

山脇さんのもとで3年間はこた人形の技術を学び、今年4月から本格的に作り手として製作活動に加わった牧田さん。

「後継者不足の状況ですが、それでもこの伝統を守り、未来に伝えていくことが私の使命だと思っています。」と。牧田さんは熱い思いを語ってくれました。

近隣の小学校では小学3年生を対象に、はこた人形の顔描き体験を授業の一環として毎年行っていて、この体験を通して伝統技術に触れてもらう取り組みもしているそうです。

おわりに

いかがでしたか?
美味しい自家製豆腐も味わえて、さらに伝統工芸にも触れる事ができる素敵なところです。良かったらチェックしてみて下さいねv(·Θ·)v

お店情報

夢倉
住所:鳥取県倉吉市魚町2529
営業時間:
喫茶10:30~15:00(水曜日は14:00)
ランチ11:30~13:30
定休日:土・日曜日、祝日 (変更の場合あり)
駐車場:あり(店舗横が満車の際は観光駐車場を利用)

はこた人形工房
住所:鳥取県倉吉市魚町2529
体験予約:090-1185-9732
営業時間:10時~17時 
定休日:水曜日
駐車場:観光駐車場を利用

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