<中高生にかかるお金>「子どもが小さいうちに貯めておくべき」とよく言われる…そんなにかかるの?
子育てには、お金がかかるものでしょう。子どもの年齢が上がれば、必要なものや事柄が変わってくると思っていても、子どもが小さいうちは「これから先、どんなお金がかかるのかな?」とイメージが湧かないママがいるかもしれません。ママスタコミュニティに小学校低学年のお子さんがいるママから、中学生や高校生のお子さんがいるママにこんな質問がありました。
『職場の先輩ママたちに「給料が入ったと思ったら、右から左に消えていく。今のうちに貯めておきな」と言われて焦っています。どんなことにお金がかかりますか? 塾代とかですか?』
投稿者さんの周りには、中高生のお子さんがいるママが複数人いるようです。そして子どもが小さいうちと中高生になってからでは、出費が全然違うと話しているようですね。投稿者さんは、数年後にきっとそうなると予想しているようですが、具体的にどんな事柄にどのくらいかかるのか、見当がつかないようです。さてこの質問に、先輩ママたちがかなりリアルな中高生の子どもにかかるお金の話を伝えてくれました。
教育関係はうなぎのぼり
投稿者さんは中高生といえば教育に関するお金と考え「塾代かな?」と思ったのでしょう。コメントするママたちは、塾代はもちろんかかるけれど、教育や学校関係ではほかにもさまざまな出費があると話しています。
部活動
『どんな部活に入るかにもよるけれど、部活の道具類。うちは靴代(外用と内用がそれぞれ必要)1足16,000円くらいのものを定期的に購入。靴は消耗品だから。練習用ユニフォーム5,000円程度のものが毎年。月2〜3回ある遠征の交通費・昼食代・おやつ代。勝って総体ってなったら交通費と宿泊費。遠征は送迎しなくても行けるようになったけれど、交通費が大人料金』
部活動に関する出費は、学校関係としてかなりボリュームがありそうです。スポーツ系でも文化系でも、概ね道具に関するものと着るものと履くものは必要でしょう。入学してすぐに一式揃えるので、まとまった額を考えておいたほうが良さそうです。高額なものの一例として「吹奏楽部で楽器購入の最低価格が40万円」とのコメントもありました。 また熱心に活動すればするほど上達するのは嬉しい反面、悩みのタネになりそう。わが子の活躍は嬉しいですし、応援のしがいもあります。しかし道具類などの消耗が激しくなって買い替えが早くなりますし、勝てば勝つほど大会などの開催地は遠方になるので、参加する費用がかさんできます。
授業料以外の学業にかかるもの
『高校の授業料は無償化でも、そのほかがかかる。制服やコートや鞄や体操服も学校指定のもの。修学旅行の費用』
『塾も小中高と金額が上がる。長期休みの季節講習、参考書や問題集。模試、英検や数検の検定料なんかも。それと別枠で入試関連。大学入試は高校入試の何倍もかかる。大学は入試から入学までに150万円くらいかかった』
学生の本分は学業ですし、ここにかかる出費はケチるわけにいかないのが苦しいところではないでしょうか。学校で一式揃えるものは、わが子だけ無しにはできないので指定された制服や教科書、副教材などが必須。さらに頑張って勉強すればするほど出費が増えるのは部活動などと同じでしょう。そして進路選択。筆者はこの冬から春にかけて、長男が高校から大学へ、次男が中学から高校へと進むW受験で、2人合わせて200万円ほどの出費でした。とくに大学進学は自宅から通えない距離の大学に進んだため、入試のための宿泊交通費、引っ越しと住居関係の費用などが大きくかかりました。
養う大人が1人増える感覚
アドバイスするママのなかに「養う大人が1人増えた感じだよ」とのコメントも。そしてこんな項目があげられました。
交際費やお小遣い
『交際費ってヤツ。行く場所がどんどん広がる。親が拒否するものなら「みんな行くのに!」「仲間はずれにされる!」みたいな感じ。仲の良い子と行かせてあげたいって親心もあるし、ね』
『学校祭や大会とかの打ち上げとかやりはじめると、グループ違いで2〜3回とかやるからね。しかも食べ放題とかで毎回4,000円くらいずつ出費』
交際費は、子どもの交友関係や学校や部活によって金額や頻度に違いがあると思いますが、ママが「NO!」と言いにくい項目ではないでしょうか。遊びに出かけるごとにお金を渡すか、お小遣いの金額を多くしてやりくりさせるなどお金の渡し方はいく通りかあると思いますが、なんにせよ年齢とともに金額と回数が増えていくようです。
おしゃれに目覚める
『被服費。私が選んでいた子どものころは1着500円→こだわりが出てきて5,000円→ブランド品で1万円超え。靴も4,000円くらいだったのに、今は1足17,000円とかザラ。朝シャンも、シャワーをずっと流しっぱなしだし』
『ニキビ対策でスキンケア用品』
子どもが自分で値札を見ながら服を選んでくれれば助かるのですが、なかなかそうもいかないでしょう。金額よりも着たい気持ちが優先。上から下までコーディネイトしたら、ママが着ている服より高いなんてことも……。またシャンプーやトリートメント、洗顔料や化粧水などにもこだわりがでてきて、洗面台に子どものものを置く新コーナーができている家庭もあるのではないでしょうか。
電子機器
『ケータイもね。新しい機種が出ると「新しいのがイイ」とか一丁前に言い出すから。本体代と月額費用がかかる』
スマホ、タブレット、パソコン、などといった電子機器を誰もが持っているのが当たり前のような時代。これらの電子機器は、1台ずつが高価なものですよね。それを新機種が発売されるたびに買い替える友達がいれば、「自分も買い替えたい」と言い出す子はいるでしょう。また数年経てば買い替えが必須なのも、電子機器の特徴ですよね。買い替えにどのくらいのランクを求めるか、子どもの要望をどこまで受け入れるか……。悩ましいですよね。
生活費
『食費とか光熱費とか、はっきり○○円と決まっていないような生活費がジワジワと出ていく』
体が大きくなれば、食べる量が増えるし、洗濯物の大きさや量がも増えますよね。スポーツをしていたり、男の子だったりすれば大人の1人前以上食べるなんてこともあるでしょう。家族の人数は変わらなくても、食費や光熱費といった普通の生活にかかる出費は、いくら増えるとは言えないですが、着実に上がっていくでしょう。
子どもが小さいうちが貯め時
子どもが中高生になると「どんなことにお金がかかる?」との質問に、多くのママが答えてくれた今回の投稿。投稿者さんはかなりイメージが掴めたようで、「勉強になった。ありがとう」とコメントを返しました。子どもの成長は嬉しいですが、お財布事情が厳しくなるのはママにとって頭が痛いですよね。投稿者さんの先輩たちが言うように、やはり「貯め時は小学生まで」かもしれませんよ。