「高市氏が意外と善戦してる」石戸諭氏、自民党総裁選語る
野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)9月18日の放送は、ノンフィクションライターの石戸諭氏が出演。自民党総裁選の現状について、自身の意見を述べた。
野村邦丸(パーソナリティ)「今は自民党総裁選の真っ只中ですね?」
石戸諭「私は、色々な争点がある総裁選だと思ってます。今回、意外だったところでいうと、ゴリゴリの保守派の筆頭格である高市早苗さんがかなり善戦している。石破茂さんと小泉進次郎さんの2強じゃないかといわれてきた中で、今の調査を見ると高市さんが割って入ってきている」
邦丸「3人に絞られたという報道もありますよね」
石戸「高市さんは党員の人気は強いのですが、推薦人の名簿を見ると過去に問題発言した議員、保守派といわれる人たちでカチっと固まってる」
邦丸「小泉進次郎さんはいかがですか?」
石戸「進次郎さんは社会政策に限っていうと、立憲民主党並みにリベラルといえます。例えば決着をキーフレーズに選択的夫婦別姓制度の問題を1つの争点に掲げてる。これまでの総裁選を見ても、ここまで堂々と打ち出した有力候補はいないでしょう。自民党の保守派からすると、“夫婦別姓はちょっと譲れない一線だよね”と考える人たちが一定数いることは間違いない。そういう人たちは、今の調査を見ると、高市さんが固めているんですね」
邦丸「決戦投票は間違いなくあるでしょうね?」
石戸「決戦投票では大いに割れてくる可能性はあると思います。ですが、勝ったほうで一枚岩になりましょうというのが今までの自民党の伝統芸ではありますけどね」