週末は朝9時から営業 尼崎の『築地戎湯』源泉100%かけ流しの天然温泉で癒しの時間を 尼崎市
300年以上の歴史を誇る「築地だんじり祭り」で有名な尼崎市の築地ですが、明治中期創業の『天然温泉 築地戎湯』が気になっていたので取材へ行ってきました。
場所は、阪神尼崎駅から徒歩約20分ほどの所。専用の駐車場が32台あるので、近隣の方はもちろん大阪や宝塚など遠方から車で来られる方も多いそうです。
入口前には源泉が流れている箇所があり少し触ってみると、ちょうどよい温度ととろっとしたお湯で肌がつるつるになりそうです。
早速かわいい絵柄が描かれた暖簾をくぐって中に入ります。
浴室は奇数と偶数で入れ替わるそうですが、どちらにも天然温泉露天風呂はあり「高温サウナ」と「塩サウナ」が変わります。
靴箱からすぐドアを開けた所に券売機があるので、ここで人数分の枚数を購入します。
石鹸やシャンプーは常備されていないので持参するか、270円の「手ぶらセット」(貸バスタオル・小タオル・ボディーソープ・シャンプー)を購入してください。
長年築地エリアで営業されている同銭湯ですが、阪神・淡路大震災の復興にともなう区画整理で現在の場所に移転されました。
その際に4代目の店主が銭湯の生き残りをかけ温泉を掘ることを決意され、多くの人の協力を得て700mも掘り無事温泉を発掘されました。
実際の掘削時に使用したという「ドリル」が靴箱付近に展示されていてとても貴重なものですし、歴史を感じ感慨深くなりました。
同銭湯は平日は10時、土・日・祝日は9時と、早い時間から営業されているので、夜勤明けの方や年配の方の利用者も多いそう。筆者が訪れたお昼すぎにも、近隣の方々など多くのお客さんが利用されていました。
大きな岩を使った露天風呂は開放感がありのんびりした時間を過ごせそうですし、“源泉100%かけ流し”で〈神経痛・筋肉痛・冷え性・疲労回復〉などの効能があるそうです。
温泉の後の定番の「牛乳」や「コーヒー牛乳」はもちろん「生ビール」などのアルコールも販売されています。
飲み物だけでなく「うどん」や「そば」「ラーメン」などの軽食も食べられる広々とした飲食スペースも用意されているので、お腹を満たすこともできちゃいます。身体の芯からぽかぽかと温まるので、夏に限らず冬でも「かき氷」を注文する方も多いそう。
沸かさず加えず循環せず源泉100%かけ流しでちょうど42度くらいの温度になるので、朝からさっぱりしたいというお客さんの気持ちがよく分かります。筆者も朝からその気持ちよさを味わってみたいです。
場所
天然温泉 築地戎湯
(尼崎市築地2-2-20)
営業時間
月曜~金曜日 10:00~23:00
土日祝 9:00~23:00
定休日
木曜日
駐車場
32台あり
問い合わせ
06-6481-5019