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煮干し×豚骨×背脂!700杯食した探究心が生んだ進化系八王子ラーメン『響』

八王子ジャーニー

看板メニューの『背脂煮干しラーメン』は、新潟のご当地グルメである燕三条ラーメンをモチーフにしながらも、『八王子響』独自の解釈で昇華させたオリジナルの一杯

年間700杯を食べ歩いていた店主の探究心が生んだ、煮干し×豚骨×背脂の唯一無二の一杯。八王子・平岡町に佇む名店『八王子響』では、ラーメン愛と職人技が凝縮された至高のラーメンが味わえます。今回は、その魅力をたっぷりご紹介!

行列ができる人気店

『八王子響』は、八王子駅から徒歩約20分。西放射線ユーロードを抜け、八幡町交差点を曲がって北大通りへ。大横町交差点付近にお店があります。お店の立地は決して恵まれているとは言えませんが、ランチタイムには行列ができるほどの人気ぶりです。カフェのようなおしゃれな外観は、まるで隠れ家を見つけた気分にさせてくれます。

八王子駅から徒歩だと少し距離がありますが、店舗には駐車場も完備。歩くのが苦手な方や家族連れでも安心して来られます。詳細はInstagramのプロフィールを参照してください。

店主の技を間近で見る

店内はカウンター5席のみという、こぢんまりとした空間。ラーメンと向き合える特等席で、店主と奥さまの見事な連携も間近で楽しめます。

なお、椅子とカウンターが高く、座席数が少ないことから12歳未満のお子さんは入店不可のためご注意を。

限定メニューにも注目

メニューは、基本的に『ラーメン(900円)』『背脂煮干しラーメン(900円)』『シビカラ醤油ラーメン(950円)』の3種類。今回は、多くのラーメン通が実践する“券売機左上の法則”に従い、人気No.1の『背脂煮干しラーメン(900円)』を選んでみました。

店主の創意が詰まった限定メニューは、まさに“ここでしか味わえない”貴重な体験です。この日は『煮干しつけ麺』と『シビカラつけ麺』の提供でした。

阿吽の呼吸で作る

厨房では、木田店主と奥さまが言葉を交わすことなく、まるで一心同体のようにラーメンを作り上げていきます。その見事な連携は、まさに阿吽(あうん)の呼吸。注文から約10分で提供される手際の良さに感心させられます。

新潟背脂と八王子ラーメンの融合

『背脂煮干しラーメン』は、新潟のご当地グルメである燕三条ラーメンをモチーフにしながらも、『八王子響』独自の解釈で昇華させたオリジナルの一杯です。

さっぱりした豚骨を下地に、千葉県産煮干し、鯖節、宗田節、その他数種類の削り節を加えた旨味たっぷりのスープ。レンゲでスープをひと口すくえば、幾重にも重なる魚介の旨味と濃厚な豚骨が絶妙に調和し、奥行きのある味わいに思わず感動します。

このスープと抜群の相性を誇るのが、店主と深いつながりのある青梅の名店『いつ樹』が『八王子響』のためだけに作った、北海道産小麦100%のオリジナル特注麺。ツルツルとした喉越しにもっちりとした食感は、一度食べたら忘れられないほど。スープがよく絡み、一口ごとに至福のおいしさが口いっぱいに広がります。

豚バラ肉の特性を活かし、フライパンで丁寧に火入れされたチャーシューは、とろける柔らかさと香ばしさが同居。手間を惜しまぬ調理で、ラーメン全体をぐっと引き立てる存在感です。

店主のラーメン愛

木田店主は、ラーメン愛が高じて脱サラ。立川の有名店『純子』の店長を経て、2017年に『八王子響』をオープン。あえて駅から少し離れた場所を選んだのは、「味の質を保ちたい」という強いこだわりからです。店頭には大きな玉ねぎのロゴ看板が掲げられ、八王子ラーメンへの愛情がにじみます。営業は基本昼のみですが、不定期の夜営業やInstagram限定メニューもあるので、訪問前にSNSをチェックしてみてください!

時間と手間を惜しまず作り上げられる『響』の一杯には、店主・木田さんのラーメン愛と探究心が凝縮されています。立地や手間を超えてでも食べに行く価値のある、まさに“唯一無二の八王子ラーメン”。その味、ぜひ一度ご自身で体験してみてください。

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