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相模原市 小学校でヒアリング 子ども・若者応援プラン策定へ

タウンニュース

模造紙に考えを並べて話し合う児童たち

市立大野北小学校で1月21日、6年生の児童およそ130人を対象に市の「さがみはら子ども・若者応援プラン(案)」に関するヒアリングが行われた。

同プランは子どもと若者が将来に夢や希望を持てる相模原市にするための2029年までの計画。市職員は冒頭、児童たちが親しみやすいよう愛称で自己紹介を行い、「子どもにとって良いことをやりたい。だから子どもの意見を聴きたいです」と話したあと、児童に日頃から感じている困難と解決策について意見を求めた。

児童は「ボール禁止の公園が多い」「1、2年生の子どもは家に親がいないときに不安になる」「大人の当たり前は子どもの幸せじゃない」などの意見を挙げたあと、それぞれの課題に対して「公園内にボールを使っていいゾーンとダメゾーンを作る」「年齢に合った遊び場を作る」「掲示板に大人と子どもの意見を書けるようにする」などの解決策を考えて模造紙にまとめた。

参加した児童は「困っていることや意見を言えてよかった」と感想を述べた。

市の担当者は「思っていたより十分実のある意見が出た。子どもたちは社会で言われている問題を生で感じている。施策を実行する際のヒントなどにしたい」と話した。

市は中学校と高校で行った同様のヒアリングの結果も踏まえ、3月頃にプランを策定する。

法律で義務付け

全国の自治体では現在、子どもへの意見聴取を義務付ける「こども基本法」に基づいて様々な取り組みが実施されている。相模原市はこれまでも、プランの策定に向けてインターネット特設サイト「こども・若者アンケート」の設置などを行ってきた。市の担当者は「これからも当事者の声を聴く場を作っていきたい」と話している。

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