元町の隠れ家『ひとところカフェ』の自家製おやつで、優しさに包まれるカフェ時間 神戸市
神戸・元町駅から南へ歩くこと約2分。にぎやかな通りを抜け、行列のできる老舗精肉店『森谷商店』のすぐ隣に、ひっそりと佇むビルがあります。そのビルの名は『ニューもとビル』。このビルの中に、隠れ家的カフェがあると知り、取材へ行ってきました。
大きなビルで入口を探すのについ迷ってしまいますが、カフェにつながる入口は北側にあります。
ビルを入ってすぐのエレベーターで5階まであがると、静けさに包まれたフロアが現れます。エレベーターを降りて左奥に進んだ先にお店の入口を発見。
こちらが今回紹介する~自家製おやつの隠れ家カフェ~『ひとところカフェ』。どんな空間が広がっているのかワクワクしながら、お店に入ってみます♪
店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、木の温もりを感じる家具と、やわらかい照明が織りなす、ほっと落ち着く空気感。テーブル席・カウンター席・ソファー席が用意されています。椅子もそれぞれデザインの違うもので、どこに座ろうかつい悩むのも楽しみのひとつです。
ソファー席は靴を脱いで上がるタイプなので、まるでお家に帰ってきたかのような、心からリラックスできる気持ちに。
ランプや鏡など、飾られている小物がどれもアンティーク調のもので、インテリアの参考についつい見入ってしまいます。
同店の“自家製おやつ”で使用するバター、小麦、クリーム、砂糖などはすべて厳選された自然素材。添加物、着色料、保存料は一切不使用なんだそう。身体にも優しく心も満たされるメニューが並びます。
スイーツだけでなく、クスクスカレー/お米と豆腐のグラタン/パスタとスコーンのセットなどお食事メニューもありますよ。
今回注文したのは「パンプキンショコラ」「あんバタークリームスコーン」「チャイティー」です。
まずはしっとり濃厚「パンプキンショコラ」!このケーキは、ただのスイーツではありません。栗かぼちゃ、生ブロンドチョコレート、和三盆、全粒粉、平飼い卵、スロヴェニア産サンドライソルト、オーガニックマスコバド糖と、食材ひとつひとつにオーナーのこだわりが詰まった贅沢な構成。
しっとり、どっしりとした質感はまさに生チョコのよう。なのに重たさはなく、むしろかぼちゃの自然な甘みがふわりと舌に残り、どこまでも優しい~!添えられた自家製カラメルソースをかけると、その味はまた一段深まります。※テイクアウト用にホールサイズやハーフサイズの販売もあり。手土産などにもぴったりの逸品です。
スコーンもぜひ食べてほしい一品♪プレーンだけでなく、生クリームやバターなど好きなトッピングを選べるのも嬉しいポイントで、今回は「あんバタークリーム」を選んでみました。
全粒粉を50%使用し、白砂糖ではなくキビ糖で甘みを出したスコーン生地。外はサクッと香ばしく、中はしっとりほろほろ。ひとくち噛むたびに、小麦本来の甘みとコクがふんわりと広がっていきます。決して軽すぎず、重たすぎない絶妙な質感。
そこに、あんことクリーム、バターの塩気が重なれば、もう無敵。まるでスイーツバーガーのようにがぶりと頬張ると、甘さと塩気、香ばしさが一体。幸せなひと時です。
自家製おやつと合わせていただいたのは、濃厚なのにスッキリと飲める「チャイティー」。いわゆるスパイスチャイではなく、スパイスレスで、濃厚なロイヤルミルクティーのような味わい。こっくりとしたミルクの深みと紅茶の香りが織りなすこの一杯は、スイーツの甘さを邪魔することなく、むしろその美味しさをぐっと引き立ててくれます。
一人でぼーっとしたいときや、ゆっくり友人と過ごしたいときなどに訪れたい『ひとところカフェ』。身体にも心にも優しい“自家製おやつ”でほっとひと息、過ごしてくださいね。
場所
ひとところカフェ
(神戸市中央区元町通1丁目7-2 ニューもとビル 501)
営業時間
11:30〜18:00(土曜日 9:00〜、土日祝 19:00まで営業)
土曜日限定モーニング 9:00〜11:00
定休日
事前にInstagramにてご確認ください