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辛口ダメ出し発言で自信喪失。私を救った魔法の言葉とは?

たまひよONLINE

ライターの“ベス”です。もうすぐ1歳になる娘を育てながら、在宅ワークをしています。
26歳の9月に妊娠がわかり、翌年5月に出産しました。もともと自分に自信が持てなかった私ですが、出産後に周囲の人たちの辛口な言動によってさらに自信喪失。しまいには自己嫌悪に陥ってしまいました。
娘のためにも強くなりたいと願った、私の体験記をご紹介します。

出産後、里帰りで安心したのもつかの間…


妊娠中から里帰り出産を決めていた私。産後、退院して実家に向かっている時は、初めての出産で得た達成感、かわいい我が子に会えた嬉しさ、実家へ帰れる安心感など、プラスの感情でいっぱいでした。

しかし、そんな明るい気持ちもつかの間。初めは母がいてくれる心強さを感じながら育児を楽しめていたのですが、そのうち気持ちが激しく落ち込み、毎日涙を流すようになってしまいました。

理由は、父や祖母、実家近くに住む姉と母以外の親族から、何かとダメ出しされたことです。ことあるごとに「できが悪い」「要領が悪い」「もっとしっかりしなさい」などと言われ続けるうちに、私はどんどん苦しくなっていきました。

怒られてばかり。昔から変わらない私の性格のせい?


私は昔からとても気が弱くて鈍臭く要領が悪いので、人よりできないことが多かったように思います。それが原因でよく叱られたり、いじめられたりしていました。学生時代の部活動や結婚前の職場でも、怒られてばかり。

そんな経験を積み重ねてきたので自信など育つはずもなく、「自分はしっかりしていない駄目な人間なんだ」と思っていました。

出産についても「果たして私はちゃんと母親になれるのだろうか…? 」と、妊娠中から不安でいっぱいでした。実際に出産して育児がスタートすると、やはり周囲の人たちから怒られてばかり。「やっぱり私は母親にも向いていないんだ」と常々思うようになっていたのです。

自信喪失…、そしてとうとう自己嫌悪にまで


里帰りが終わり、夫と娘と3人での生活が始まりました。帰る直前は不安もありましたが、「自分でできることが増えれば少しは自信を持てるのでは? 」と、わずかな希望も感じていました。

しかし、育児は想像以上に大変でした。失敗するたびに自信喪失に陥り、「どうして私はこんなこともできないのだろう。だから周りの人たちから怒られるんだ」と、できの悪い自分を嫌悪していました。

知り合いから「旦那さんのほうがしっかりしているね。あなたのような奥さんには、しっかりした旦那さんが釣り合うんだ」と言われたときには、夫ばかりが褒められて改めて自分の不甲斐なさを痛感し、とても悲しくなりました。

温かいひと言と、ダメ出し辛口人間を退治する魔法の言葉


「自分が思っているほど駄目じゃないよ」。

落ち込む私にそう言い続けてくれたのは、母と、産後うつのケアをしてくれていた心理カウンセラー、訪問保育士、市の保健師、そして夫でした。このひと言で私は救われたような気がしました。

また、辛口な人たちへの対処法も教えてもらいました。「否定されたことより褒められたことを思い出す」「辛口人間には無理に歯向かわず、内心では『自分は間違えてない、悪くない』と自分を強く信じる」。これらの言葉のおかげで、なんとか産後を乗りきることができました。

まだまだ育児に失敗や戸惑うことはたくさんあります。しかし、落ち込む前に対処法を思い出し、少しずつですが自信が持てるようになりました。

現在は、教えていただいたことを少しずつ実践しています。自信をなくしたときは褒められたことを思い出したり、「自分は悪くない」と言い聞かせたり。
すると、気持ちが軽くなるような気がします。叱る人よりも、褒めてくれた人たちの言葉を信じること、そしてなるべくポジティブに考えること。そうすることで、自分に自信をつけ、娘のために強くなっていきたいです。
私を温かく見守ってくれる人たちに、本当に感謝しています。

[ベス*プロフィール] 
在宅でライティングの仕事をしています。もうすぐ1歳になる娘の子育てに奮闘中。初めての子育てで不安になることが多いけれど、いろいろと勉強しながらできることを増やし、自信をつけようと日々頑張っています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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