「電気ケトル」の内側についた“見えづらい汚れ”のカンタン掃除術。「白い水アカが消える!」
電気ケトルの底や注ぎ口に、いつの間にかついている“白い汚れ”。放置すればするほど頑固な汚れになって落としにくくなるため、こまめな掃除が大切なのだそうです。今回は、家電に詳しい阪下千恵さんに「電気ケトルの掃除方法」を教えていただきました。
教えてくれたのは……阪下千恵さん
ハウスキーピング協会 クリンネスト1級と整理収納アドバイザー1級を保持。家事研究家。現在は、家電メーカー・電響社の商品企画部に勤務。料理研究家・家事研究家・栄養士でもあり、企業レシピ開発、雑誌、書籍、テレビ等のレシピ作成を中心に活躍中。著書は25冊以上。
電気ケトルの「水アカ汚れ」を落とす方法
電気ケトルに水アカ(カルキ)が付着して、白く汚れていることが気になる方も多いのではないでしょうか。
阪下さんによると「取扱説明書を確認してクエン酸の使用がOKであれば、クエン酸洗浄を行うことが効果的」とのこと。
今回は、阪下さんに教えていただいた、電気ケトルの基本の掃除方法をご紹介します。
1.ぬるま湯とクエン酸を入れる
阪下さん「ケトルに40度以下のぬるま湯を満水まで入れます。粉末のクエン酸を加えて軽く混ぜ、フタを閉めます。濃度の目安は、ぬるま湯1リットルに対してクエン酸小さじ2~大さじ1です。取扱説明書に記載があるので、従ってください。」
2.電源を入れて沸騰させ、放置する
阪下さん「ケトルを電源ベースにセットし、沸騰させます。このまま1~2時間程度おきます。」
3.数回すすぐ
阪下さん「時間が経過したら、クエン酸を溶かしたお湯を捨て、ケトル内を水で数回すすいだら完了です。」
汚れを溜めない秘訣は、日常的な「拭き掃除」
「軽い汚れの場合には、簡単な拭き掃除だけでも落とせることがある」のだと、阪下さんはおっしゃいます。阪下さんが日常的にされている拭き掃除の方法も教えていただきました。
阪下さん「私自身は、濡らして絞っても破れにくいタイプのキッチンペーパーにクエン酸スプレー(水に適正量の粉末のクエン酸を溶かしたものでもOK)を含ませ、水アカがつきやすい部分を拭き掃除しています。」
阪下さん「注ぎ口の先端の溝などの届きにくい場所は、綿棒などのやわらかい素材のものにクエン酸スプレーをしみ込ませて使うとよいと思います。クエン酸を使った後は、残らないように水拭きで仕上げましょう。クエン酸は手ごろな価格で購入できるので、一つ持っているとよいですよ。」
一度しっかりとキレイにした後は、使うたびにサッと拭くようにすると、これからのお掃除がラクになりそうです。
shukana/webライター