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<静岡県高校サッカー>ブレイク期待の1年生ピックアップ!選手権予選で輝いた浜名のMF内山昊樹、東海大翔洋のDF岩下雄飛

アットエス


第103回全国高校サッカー選手権静岡県大会は11月16日、静岡学園の優勝で幕を閉じた。1次トーナメントから取材を続けてきたシズサカ編集部は、実力校でレギュラーをつかんだ今後に期待の1年生2人をピックアップした。

浜名 内山昊樹(こうき、Honda FC出身)

3−4−3の布陣で左ウイングバックが定位置。少ないタッチでいったん前線にボールを預けた後、前に飛び出していくレフティーだ。

「前に上がることが好き。味方を使いながら、攻撃参加することを意識しています」。アグレッシブにボールに関わり、守備でもひたむきに相手を追いかけ回す。

浜松の元城サッカークラブでプレーした後、中学からHondaFCへ。浜名に入学して1カ月後にはプリンスリーグでベンチ入りを果たし、6月の藤枝明誠戦でレギュラーをつかんだ。

今大会は準々決勝で藤枝明誠に0−1で敗戦。内山は試合後、失点の責任を一身に背負って号泣したが、内藤康貴監督は「愚直に頑張る浜名のサッカーをやってくれた。しっかりと正しいことをやってくれるのが彼の良さ。来年は中心になってほしい」とねぎらった。

「エコパに立ちたい」という夢はかなわなかったが、まだチャンスはある。流した涙を1年後、実らせることができるか。

東海大翔洋 岩下雄飛(高槻mydFC出身)

タイガー軍団のセンターバックを担い、ルーキーとは思えないほどの迫力あるプレーを披露した。身長は177・5センチ。強豪校のCBとしては物足りない高さだが、まだ伸び盛り。相手のロングボールをはじき返す強さと、前線へのロングフィードは折り紙付きだ。

定位置をつかんだのは県高校総体の後。太田恒治監督は「最初は試合に出ることにビビっていたけれど、ようやく慣れてきた。練習中に見せるシュート力は半端ない」と目を細める。

太田監督が高槻mydFCの監督と親交があり、岩下は中学3年時から東海大翔洋高の練習に何度も参加していたという。

本人は「清水エスパルスと練習試合ができるのが魅力でした。そこで認められればプロになれるかもと思って」と入学を決めた理由を明かす。今後の成長次第では実現するかもしれないと思わせる大型ディフェンダーだ。

 

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