【Rhythm&Art 表現パレット】様々な体験を通じて乳幼児期の子どもと豊かな時間を過ごせる親子教室
文部科学省は、乳幼児期(生後直後から小学校入学前)の子どもの発達において重視すべき課題に、① 愛着の形成(人に対する基本的信頼感の獲得)、② 基本的な生活習慣の形成、③ 道徳性や社会性の芽生えとなる遊びなどを通じた子ども同士の体験活動の充実を挙げています。
①や②は家庭で取り組むことができるとして、③をどこで・どのように子どもに経験させてあげられるか悩んでいる皆さんへ。
今回は、リズム遊びや工作など様々な体験を通じて、親子で楽しみながら自然と学びが広がる時間を大切にする教室『Rhythm&Art 表現パレット』をご紹介します。
場所
『Rhythm&Art 表現パレット』が開催される場所は、大分市大手町1丁目にある詫磨ビル1F。
近くには「くらや菓子司 金池店」や「セブン-イレブン 大分金池町店」があります。
↓ 大手町1丁目交差点 / コンパルホール方向
↓ 大分泌尿器科病院 / 大分川方向
専用駐車場はありませんので、車でお越しの際は近くのコインパーキングをご利用ください。
会場は詫磨ビル入口右側です。
Rhythm&Art 表現パレットとは
2024年10月より本格的にスタートする『Rhythm&Art 表現パレット』は、代表の阿部未鈴さんが大学でともに学んだ友人3人と始めた親子教室です。
阿部さんたちは、学生時代、教育福祉科学部情報社会文化課程で総合表現コースを専攻し、音楽・美術・身体表現など芸術領域のさまざまな表現形式を学んできました。
阿部さんは、「自分たちが学んできた" 表現"という分野は、大人だけではなく子どもたちにも必要なこと。私を含め、友人3人が子育てをする母親となったことをきっかけに、自分たちのスキルを子どもたちの役に立てることができればとこの教室を立ち上げました。」と話します。
『Rhythm&Art 表現パレット』では様々な体験をさせることで、子どもたちの五感を刺激し、感受性を豊かにする為、「声楽」を専攻してきた阿部さんを始め、「バレエ」や音楽に合わせて体を動かし表現力を養う音楽教育法「リトミック」など、それぞれ違った分野を学んできた古寺さん、渋谷さん、須賀さんが活動内容によってそれぞれ講師を勤めます。(※その他、英語など外部講師が担当することもあります。)
開催日時
『Rhythm&Art 表現パレット』の開催日は、毎月第1・第2土曜日が0〜2歳児、第3・第4土曜日が3〜6歳児。
時間はいずれも10:00〜11:30となっており、1日10組・各回事前予約制(親子1組につき1回1500円/お子さんが1歳未満の場合1回1000円)となっています。
初回無料となっていますので、「一度体験してみたい」と思った方も気軽に問い合わてみてくださいね。
1日の流れ
1回1時間半の教室の流れは、以下の通りです。
10:00〜10:15 受付
10:15〜10:30 リズムあそび
10:30〜10:45 休憩(絵本の朗読)
10:45〜10:15 工作など
10:15〜10:30 工作のお片付けや次回の日程・内容説明、終わりのあいさつなど
教室で受付を終えたら、開始まで子どもたちは自由に遊ぶことができます。
楽しい音楽が流れる中、絵を描いたり、ボール遊びをしたり、人見知りなお子さんも慣れるまで無理をせず過ごしていました。
10時15分の開始も、子どもたちの様子を見ながら行います。
阿部さんの歌に合わせ「はじまりの挨拶」をした後、大きな時計を使って「今からすること」が説明されます。
まず最初に行われるのは「リズム遊び」。
私がお邪魔した3〜6歳児向けに行われたプレオープンでは、鳴き声からその動物を当て、体を使って動物を表現する遊びが行われました。
また、ティッシュ箱の中に入ったものを音で当て、正解した子どもたちが中身を取り出してはしゃぐ場面も。
前半の「リズム遊び」を楽しく終えた頃には、子どもたち同士で仲良く交流する様子も見られました。
休憩中、水分補給をしたりボール遊びをした後には、絵本の朗読も待っています。
続いて始まる後半の企画は、日によって「バレエ」や「リトミック」、「英語」など様々ですが、毎回子どもたちが喜びそうな体験が用意される予定です。
この日は、「紙粘土でアイスを作ろう!」というテーマのもと工作が行われました。
子どもたちは始まる前から興味津々。
2班に分かれ、親子で個性豊かなアイス作りが開始されました。
子どもたちは机の上で紙粘土に自分で選んだ色の絵の具をつけ、両手で思いっきり丸めていきます。
途中子どもたちは、他の子どものアイスと見比べヒントを得たり、「おいしそう!」と褒め合ったり。
1人でするには味気ない遊びも、みんなと教室でワイワイ作ればより楽しくなります。
最後に、用意されたペンやシールでアイスを飾り付けて完成!
子どもたちは他の子どもと話したり、親御さんたちと協力しながら、それぞれ思い思いのアイスを作り上げていました。
最初は緊張していた子も、工作が終わる頃にはすっかりリラックスした様子。
独創性を発揮したアイスは一つとして同じものがなく、柔軟で豊かな感性を持った子どもたちの表現の幅広さを感じました。
「リズムあそび」や「工作」を終え、「終わりのあいさつ」をする頃には、まだ遊びたいという子どもも続出!
取材でお邪魔した私も1時間半という時間があっという間に感じ、子どもたちや親御さんが心から楽しみ、のびのびと過ごしている様子に心和みました。
リズムあそびや工作など様々な体験を通じて、親子で楽しみながら自然と学びが広がる時間を大切にする『Rhythm&Art 表現パレット』。
一人一人の子どもたちの多様性を尊重しつつ、それぞれの強みを発揮させる場で、皆さんも是非お子さんと一緒に豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。