尼崎唯一の創作中華料理コース専門店『桜梅桃李』高級感のある空間で非日常の体験を 尼崎市
11月に阪急塚口駅近くにオープンした『桜梅桃李』(尼崎市)は非日常感が味わえる和の空間で創作中華料理コースをいただけるお店。さっそく取材へ行ってきました。
お店は駅からは徒歩約3分。大人の隠れ家という雰囲気で、入る前から緊張感が漂います。
入った瞬間、想像を超える素敵な空間に思わず「素敵♡」と心の声が漏れだしました。高級感あふれる白木カウンターと落ち着いた照明の明かりで自然と背筋がのびます。実は店主は以前取材した『中華バル 獅志まる』の方でその際ちらりと「いつか中華料理のコース専門の店をやりたい」とおっしゃっていたので、ついにご自身の一番やりたかったことを実現されたのだと筆者も嬉しくなりました。
周りからは「尼崎で中華のコースのみなんて無理」との声もあったそうですが、「やるからには料理はもちろん内装のデザインも徹底的にこだわろう」と、オープンまでにいろんな高級中華料理のコース店をまわってイメージを膨らませていかれたそうです。
今回はコースの中から「前菜三種盛り」と店主一押しの「金華四川麻婆豆腐」を試食させていただきました。
12月の「前菜三種盛り」は、四川ダック大葉と葱とXO醤、鮑翡翠の瞳 紹興酒漬け、タコの青葱山椒和えというラインナップでした。
盛り付けの美しさはもちろん、高級な食材ばかりでどれから手を付けようか迷ってしまいます。
「翡翠の瞳」は世界遺産タスマニアの南東部で3~4年の歳月をかけじっくり育成されたアワビのこと。紹興酒で酒蒸しにされているのでとってもやわらかく、紹興酒の良い香りも楽しめます。
「タコの青葱山椒和え」は弾力のあるタコに山椒のピリッとした辛みがクセになる一品です。
「四川ダック大葉と葱とXO醤」は燻製したあひるを揚げているので皮はパリパリ、お肉は甘みがあってジューシー。一切れが大きいのでかなり食べ応えがあります。前菜からこれだけ満足感のある内容なので後のお料理もかなり楽しみです。
「金華四川麻婆豆腐」は光り輝く金色の器がなんとも神々しく、器を持つ手が震えてしまいそうです。他店のコース料理の際に出てきたお皿で店主がひとめぼれし必死の思いで探し当てた代物だそうです。
肝心の「麻婆豆腐」は数種類のスパイスと牛ミンチを使用されており、辛さは控えめで素材の旨みと辛みが絶妙にマッチし美味しさのあまり思わず顔がにやけてしまいました。
デートや接待など特別な日に予約される方が多く、一度来店された方は帰るときに来月の予約をとられるお客さんが多いというのにも納得です。2品食べただけですが、満足感も高く8,800円という価格もそれ以上の価値があるように感じました。次回は筆者も大切な記念日などに利用したいです。
場所
桜梅桃李
(尼崎市塚口本町1-16-15キャッスル塚口B1)
営業時間
19:00~22:00(予約制)
定休日
不定休(インスタグラムで告知)