【リフレイン】無口な人でも気持ちよく話したくなる魔法とは?【白魔法の心理学】
無口な人でも気持ちよく話したくなる魔法
引っ込み思案な人でもなぜか話し続けてしまう心理テク
自分の周囲にあまり自己主張をしない、おとなしいタイプの人がいたとします。でも、服の趣味が似ていたり、聴いている音楽が同じだったりなど、意外と気が合いそうな人物であることを知ったあなたは、もっと会話を交わして親しくなりたいと思いました。ここでは無口で引っ込み思案な人から話を引き出すコツをご紹介しましょう。
そういう人が話をした際には、まずよく耳を傾け、タイミングよくあいづちを打ちながら「その気持ちわかるよ」とひと言声をかけてあげてください。そして時々、話のなかでキーワードになりそうな言葉を繰り返してあげます(リフレイン)。引っ込み思案の人は話すことに慣れていないため、しどろもどろなところもあります。それでも、しっかり聞いている姿勢を示すことで、相手は話し続けようとするはずです。
ふとしたタイミングで我に返り、いつもの自分に戻って、口を閉ざしてしまうこともあります。そんなときは、静かにうなずいて「無理に話さなくてもいいよ」と声をかけてあげましょう。実は他の人から「しなくていい」と言われると人はそれをしたくなるのです。このように他者からダメと言われると反対のことをしたくなる心理現象をカリギュラ効果といいます。最初は短い会話でもやがて長い会話へと変わり、いつの間にか二人はお互いに大切な友人となっているかもしれません。
相手の話にしっかり耳を傾け会話を無理強いしない
「ええと…あんまりうまく表現できないけどこの前観た映画で印象的なシーンが…あって…それは…」
「うんうん、あの映画観に行ったんだ」
タイミングのよいあいづちを!
「ええと…なんだっけ、確かチューインガムを買ってきてって頼まれて…ミント味とバナナ味を間違えて…」
「ああ!あのチューインガムのシーンね! わかるー!あそこ窓の外で飼ってる犬がしょんぼりしてるんだよね!」
「そうそうバナナって吠えてたのに」
「バナナ味のチューインガムなのにね」
会話のなかでキーワードになりそうな言葉を繰り返してみよう。
「ふう…なんだかちょっと疲れちゃった」
「いいんだよ。無理に話さなくても」
話が途切れても無理に会話を続けようとしないで。
【出典】『白魔法の心理学』監修:渋谷 昌三