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コブクロが思い出の地で24年ぶりに、1夜限りの『超プレミアムLIVE』を開催!

WWSチャンネル

コブクロ(※提供画像)

4月27日、コブクロが1夜限りの
『超プレミアムLIVE』を自身の
ホームタウン・大阪で開催した。
同公演は昨年9月に結成25周年を迎えた彼らが、
この大切な節目をファンと祝うべく3月に
リリースしたベスト盤「ALL SEASONS BEST」の
特別企画で、その舞台となったのは今年10月に
閉店となる大阪市内のライブハウス・umeda TRAD。


実は2000年3月4日に2人が初ワンマンライブを
行ったのがこの会場で、当時はバナナホールと
いう名称だった。そんな思い入れの深い場所に
500人を抽選で招待し、約2時間のステージを披露した。


注目のセットリストは2000年3月4日発表の
インディーズアルバム「Root of my mind」に
収録された曲をはじめ、大部分が懐かしく、
序盤は2人のみでアップテンポな3曲を続けて
一気に会場を温めた。

若さを感じる青いリリックやスピード感で、
途切れることのないクラップに加え、
シンガロングやコール&レスポンスを引き出し、
なかでも路上ライブ時代を思い出させる
「ストリートのテーマ」では、2000年ごろを
歌った小渕のアドリブが炸裂。2人も観客も
リラックスしてフロアには笑顔が溢れた。


このあとはバンドを迎え、コブクロ結成の
きっかけとなった「桜」で会場は感動に包まれ、
人々は時を経ても変わらぬ美しいハーモニーと
旋律に酔いしれ、路上ライブ時代の心象風景を
浮かばせる「Flag」では黒田の染み入る歌声に、
思わず動きを止めて2人の歴史に思いを馳せた。
名曲の持つパワーにだれもが圧倒されたはずだ。


そしてゴールに向けては、華やかなスカバージョンの
「Moon Light Party!!」などで上昇気流を。
おなじみの『Hey!』のコール、
さらにウェーブも起こして一体感抜群。

また小渕がボーカルで圧をかけるロックでは、
2本のギターが絡んでうなる見せ場も。

そんななか最終にチョイスされたのは未収録の新曲
「RAISE THE ANCHOR」で、アンセミックかつ
壮大なナンバーにたくさんの拳がアップ&ダウン。

エネルギーに満ちてついにライブは終了……となる
予定だったが、『超プレミアムLIVE』はひと味違い、
『さっき機材トラブルがあったんで、悔いのないように』(黒田)と、
もう一度「Flag」という急遽の展開に。

再びのエモーショナルな響きにまたも
心を奪われて今度こそ終幕となった。

ちなみに最後の「Flag」以外にも、
今回は『プレミアム』な場面が多数。

まず登場は後方の出入口からされたほか、
立ち去る前にはコブクロをずっと支え続ける
所属事務所の坂田美之助会長を呼び、
全員で古希のお祝いをするシーンも。

また軽快なMCはいつも以上で、黒田が若き日にしでかした
絶体絶命の大遅刻や、前日のツーリングで危うく遭難しそうに
なったエピソードで笑い声と悲鳴を上げさせれば、
小渕は胸を打つ「Flag」の誕生秘話を明かしたり、
ショップ店員と繰り広げた身バレに関する攻防戦を
コント風に語ったり。
至近距離で聞く絶品トークは計約40分にもおよび、
ファンのコブクロ愛を一層深くしたに違いない。

そして今回の見ごたえと聴きごたえに、
8月から始まる
「KOBUKURO 25TH ANNIVERSARY TOUR 2024 QUARTER CENTURY」
への期待もおのずと高まったことだろう。

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