なくても意外と困らない。「食費が少ない人」がキッチンで捨てた“3つのもの”
整理収納アドバイザーの三木ちなです。ものが多いと、家事の手間や食費も増えがち。片付けに時間をとられたくない方は、今あるものが「本当に必要か」見直してみませんか? ここでは毎日の自炊を続け、月の食費2万円台でやりくりするわたしが、「キッチンで捨てたもの」をご紹介します。
捨てたもの1.移し替えのボトル
見ばえを整えるために、以前は調味料をボトルに入れ替えて保存していました。マヨネーズやドレッシングも、移し替えるとちょっとおしゃれに見えます。
しかし、これは自分で“見えない家事”を増やしているようなもの。ボトルは定期的に洗う必要がありますし、そもそも移し替えるだけでも面倒です。
節約のために毎日自炊を継続するには、不要な家事を減らしてラクをすることが最優先。ボトルの移し替え作業が負担に感じてからは、「映えなくていい」と振り切ってボトルを捨てました。
捨てたもの2.100均の便利グッズ
100均へ行くと、キッチン関連の便利グッズがずらりと並んでいます。
温泉たまごやおにぎりが簡単につくれる道具や、電子レンジで使える調理器など、わたしもいろいろなグッズを試しました。
でも、実際に使うと“一度きり”のものがほとんど。100円はお手頃でも、たった1回しか使わないのならムダな買い物と同じです。
それからは、「便利そう」というだけで買うのはやめました。揃えたものの使っていないグッズを思い切って処分。余計なものがなくなってキッチンが整ってからは、片付けや探しものに時間がとられなくなり、炊事にかけられる時間が増えた気がします。
捨てたもの3.レシピ本
これには賛否あるかと思いますが、わたしはもともと「レシピを見ない派」です。
「せっかくあるから」とたまにレシピを見ることもありましたが、自己流でつくる方が手間も時間もかからない。レシピ通りにしようとすると、いつもは買わない食材や調味料が必要になり、かえって食費がかさんだことも……。
大雑把な性格なので、味付けはもともと目分量。レシピ本は完全に“キッチンの肥やし”になっていたこともあり、まとめて手放す選択をしました。
キッチンの「捨て活」で自炊が続けやすくなる
外食やテイクアウトに頼らず、毎日自炊が続けられているのも、キッチンで「捨て活」したおかげ。
片付けやものを探す時間が減り、すぐ調理にとりかかれるようになりました。
”見えない家事”は自分で減らすもの。自炊をラクに続けたい方は、キッチンの整理整頓から始めてみてはいかがでしょうか?
※食材は一部ふるさと納税の返礼品を活用しています。
※わが家の食費(月2万円台)はお米代・お菓子代別です。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア