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青く熱くエゴに染まる! 『ブルーロック展 EGOIST EXHBITION the animation』を現場からレポート

SPICE

ブルーロック展 EGOIST EXHIBITION the animation

2025年4月26日(土)から5月18日(日)まで、池袋・サンシャインシティ文化会館ビル3F展示ホールCにて『ブルーロック展 EGOIST EXHBITION the animation』が開催されている。TVアニメ『ブルーロック』の第1期・第2期、さらに劇場版の内容までを網羅した内容となっており、キャラクターの魅力や、試合の熱狂などを余すところなく体感できる展覧会だ。この記事では、開幕に先駆けて開催されたメディア向け内覧会の写真と共に、展示の見どころをレポートする。

会場エントランス

まず本展を語る上で欠かせないのが、キャラクターの掛け合いを聞きながら展示を楽しめる音声ガイド(税込800円)だ。全3種類あり、グループ1(潔・凛)、グループ2(凪・玲王)、グループ3(蜂楽・千切)のいずれのパターンも、『ブルーロック』原作者の金城宗幸氏が監修した完全オリジナルシナリオが用意されている。鑑賞体験がさらにはかどること間違いなしなので、利用をおすすめしたい。

『ブルーロック展』キックオフ!

展示風景

オープニングシアターを抜けた先には、満員の観客が見守るスタジアムが広がっている。「いさーぎよいち!」のコールを浴びて、スポットライトに照らし出されているのは……。

展示風景

主人公・潔 世一! 開幕早々気合の入った立体作品の登場に、来場者のボルテージも上がっていく。冒頭にこんな華々しい見せ場を持ってくるとは……潔、さすがのエゴっぷりである。

アニメ1期をプレイバック

展示風景

「EPISODE ROAD 1-24」では、映像・原画・セリフのピースを組み合わせ、アニメ1期のハイライトシーンを振り返っていく。シーンを抜粋する網の目が細かく、見れば見るほど「おお、こんなシーンも!」とうれしくなるコーナーだ。

展示風景

1期屈指の名シーン、たぎる千切にこちらもたぎる。

この展示エリアには印象的なシュートシーンの演出を細かく分解して堪能できるコーナーがあり、アフレコ台本(画面の動きのパート)、原画と併せて、ぜひ会場で確認してほしい。

「潔がシュートを打つ」という一つの動作を表現するのに、「こうなって」「こうなって」「こう」と、およそ1ページにわたる演出指示が記されており、カッコいい一瞬はこうやって緻密な作業のもと生まれているのか、とため息が出る。

心が震えるエピ凪エリア

展示風景

展示風景

続いて、『劇場版ブルーロック EPISODE凪』にフィーチャーしたエリアへ。

展示風景

凪の部屋をリアルに再現した展示。窓辺にはもちろんサボテンの「チョキ」がいる。

展示風景

凪と玲王の絆を感じる夕焼けのシーンも、美しい照明のもとで再現されている。圧倒的に青色が支配する本作・本展の中で、切ないほど異質な赤のシーンである。

ちなみに取材ではグループ2(凪・玲王)の音声ガイドを聞きながら鑑賞していたのだが、音声ガイドの内容もキレッキレであった。期待した以上の解説と、声優陣の感情の揺れを聞くことができて大満足。これってガイドというか超ショート版オーディオドラマでいいのでは?

エゴイストだよ全員集合

展示風景

展示は本編に戻り、キャラクターの紹介エリアへ。巨大アクリルスタンドやプロフィールに加えて、それぞれの名言(迷言)や名シーン、象徴的アイテムなどが惜しみなく展示されている。ちなみに上の写真のエリアがキャラ紹介の前半で、このあとに同程度のボリュームの後半エリアもある。情報量が多いので、じっくり時間をかけて見ていきたい。

展示風景

各キャラクターも魅力が伝わるよう細やかにディレクションされており、制作陣の作品愛を感じられるポイントである。

まさかの再現

展示風景

愛すべき箸休め、『あでぃしょなる・たいむ!』の展示エリアもある。注目はメイドカフェ「きんぐ・ばろう」の再現コーナーである。

展示風景

写真撮影用のボードも豊富に用意されているので、ここはぜひカメラに収めたいポイントだ。

アニメ2期の激闘をリプレイ

展示風景

さて、キャラクター紹介の後半を経て、ここからはTVアニメ第2期の振り返りエリアとなる。両陣営のユニフォームに導かれて進んだ先には、ブルーロック VS U-20日本代表戦を追体験する、大迫力のシアターが待っている。包み込まれるような大画面で、臨場感ある音響・照明のもとで観るハイライトムービーは、「鑑賞」ではなく「観戦」という言葉がぴったりだ。試合の展開がどうなるか知っているのに、つい手に汗を握ってしまう5分間だった。

展示風景

さらに、試合後半の凛と冴の対決シーン、決定的ゴールシーンの作画をじっくりと堪能できるエリアも。ムービーと併せて観ることで、U-20日本代表戦の興奮と感動が胸に蘇るのを感じるはずだ。

エゴイストたちからのメッセージ

出口付近では『ブルーロック』作者や声優陣からのメッセージ色紙が並ぶ。声優たちがキャラクターそのままのテンションでコメントしているのが微笑ましいので、ぜひ確認してほしい。

展示風景

展覧会ラストを飾るのは、本展のための描き下ろしビジュアルをパネル化したフォトスポットだ。スーツでビシッと決めたキャラクターたちと一緒に、来場記念の一枚をどうぞ。なおメンバーの中には、本展への緊急参戦が決まった「クソ跪け」の決め台詞でお馴染みのミヒャエル・カイザーの姿も。TVアニメ2期のラストでちらっと登場したカイザー、今後の活躍が楽しみである。

ショップ風景

併設のショップでは、展覧会オリジナルグッズが多数販売されている。どれもこれも見逃せない本展オリジナルグッズだ。

この興奮は5月18日(日)まで

展示は全15エリアと広大で、記事内で紹介したのはほんの一部に過ぎない。熱量にも情報量にも、期待して訪れていい展覧会である。取材時には撮影不可だったが、個人的にはTVアニメ1期振り返りエリアの次にある「TeamZ ROOM」がイチオシである。来場するファンへのサービス精神に満ちた展示に、思わず声を出して笑ってしまった。ぜひとも会場で体感してみてほしい。

展示風景

『ブルーロック展 EGOIST EXHBITION the animation』は、2025年5月18日(日)まで、池袋・サンシャインシティ文化会館ビル3F展示ホールCにて開催中。その後、大阪へと巡回予定。

(C) 金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
文・写真=小杉 美香

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