保存版! 知らなきゃアメトラ好きとはいえない。アメトラブランド図鑑 A to Z 【B編】
由緒正しき名門大学の伝統的なスタイルである「アイビー」とそれをベースに着崩した「プレッピー」。“アメトラ”とはこれらのスタイルに衝撃を受けた日本人が、独自の視点を盛り込みながら作り上げた、必ずや後世に伝えていかなければならない、ひとつのカルチャーである。そこで由緒正しきアメトラブランドと、その精神を受け継ぐジャパンブランドをここに網羅。これを知らなきゃアメトラ好きとはいえない。今回はA to ZのB編。
BARNSTORMER <バーンストーマー> Since1977年 Japan
“本物のアメトラ”を追求する日本屈指のトラッドブランド
アメリカ製品と同じ品質を再現するために糸の質やミシンを選定し、アメリカントラッドを追求した本格的なチノパンを日本で初めて作り上げたブランド。シルエットの美しいウールトラウザーズも見逃せない。
BARRY BRICKEN <バリー ブリッケン> Since1969 U.S.A.
“チノの頂点”とも称されるアメリカンチノの代名詞。
メリーランド州ボルモチアで創業したトラウザーズブランド。1970年代にはニューヨークに進出し、多くの名門ショップで取り扱われた。丁寧な縫製と頑丈な生地から、“チノの頂点”と称されることも。現在もアメリカ製にて生産されている。
ミリタリーベースの米国製チノ。2万8600円(原宿キャシディ TEL03-3406-3070)
BEAMS PLUS <ビームス プラス> Since1999 Japan
旧きよきアメリカンスタイルを独自の解釈で再構築。
アメリカの黄金期とよばれる1940年代半ば〜60年代半ばに生まれたアメリカントラディショナル、ワーク、スポーツ、ミリタリーの4つのユニフォームを現代的に解釈。その人気と評価は国内にとどまらない。
BENTLEY CRAVATS <ベントレー クラバッツ> Since1956 U.S.A.
ハンドメイドと米国製にこだわる“アメトラタイ”の象徴的ブランド。
ニューヨークにて創業し、現在も生地の裁断以外の工程は手縫いで行っているというファクトリーブランド。名だたるブランドのアメリカ製タイの生産も手がける。アメトラ好きであれば1本は持っておきたい名門だ。
アイビースタイルに欠かせないシルク100%のアメリカ製レジメンタルタイ。すべて1万4300円(メイン TEL03-3264-3738)
BILLSKHAKIS <ビルズ カーキ> Since1984 U.S.A.
アメリカ製を頑なに貫く米国チノの代表格。
当時オハイオの大学生だった創業者が偶然ショップで手に入れたヴィンテージのミリタリーチノに魅せられて、ブランド設立を決意。ハリのあるチノクロス生地など、品質に絶対的なこだわりを持ち、いまもなおフィラデルフィアの自社工場でメイド・イン・USAを貫いている。
ウォッチポケットの入るノータックの定番。2万9700円(ジャラーナ本店 TEL03‒3834‒0966)
BRITISH KHAKI <ブリティッシュ カーキ> Since1979 U.S.A.
知る人ぞ知るチノパンの名ブランド。
ライトン夫妻によりニューヨークにて創業し、英国トラッドとアメリカンカジュアルをミックスしたスタイルを提案。なかでも旧式織り機で織り上げたヘビーオンスのチノパンは名作としてトラッド好きに愛された。
Brooks Brothers <ブルックス ブラザーズ> Since1818 U.S.A.
あまりにも偉大な歴史を誇るアメトラの象徴。
ヘンリー・サンズ・ブルックスによって誕生した「H.&D.H.ブルックス社」がオリジン。アイビーの基礎となる数々の名品を生み出したほか、ジョン・F・ケネディやアンディ・ウォーホルなど、多くの著名人が愛用したことでも知られる。まさにアメトラカルチャーの象徴的なブランドとして不動の地位を確立している。
ポロ競技選手のユニフォームから着想を得た[ポロカラーシャツ]や、ナチュラルショルダー、段返り3つボタン仕様の[No1.サックスーツ]などアメトラの歴史に残る数々の名作を生み出してきた。
BROTHER BRIDGE <ブラザー ブリッジ> Since2014 Japan
ブーツからサンダルまで幅広いラインナップ。
東京・浅草を拠点とするシューメーカー。堅牢性が高く、永く愛用できるグッドイヤーウェルト製法にこだわり、スリッポンタイプからブーツ、サンダルまで、幅広いレザーシューズを展開する。
定番モデル[ケリー]。5万9400円(ブラザーブリッジトウキョウ TEL03‒6802‒7992)
BROWN&CHURCH <ブラウン アンド チャーチ> Since1881 U.S.A.
アメリカ製のタイを作り続ける貴重なファクトリーブランド。
マサチューセッツ州にて「Key & Lockwood社」として創業し、1976年に社名を変更。創業以来一貫してアメリカ国内での生産にこだわり、タイを中心とするネックウエアを作り続けるファクトリーブランドだ。
(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)