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吉備路風景を眺めながら引馬体験。造山古墳にも“コーフン”!(岡山市)

岡山観光WEB

古墳が点在する歴史あるのどかな風景を、馬と触れ合いながら楽しめる「吉備路若駒牧場」に行ってきました。全国第4位の規模を誇る前方後円墳である「造山古墳」。その北側のたもとにある牧場です。福山競馬場の馬主だったオーナーさんが始められ、レースで走っていた馬が引退後静かにここで過ごしています。牧場を出発し「造山古墳」を眺めながら引馬体験を楽しんできました。

「吉備路若駒牧場」とは?

福山競馬場の馬主だったオーナーさんが始められた「吉備路若駒牧場」は、レースで走っていた馬が引退後静かに過ごしています。周辺には古墳が点在し、岡山市と総社市を結ぶ吉備路自転車道も通っていて、見渡す限りの田園風景です。静かで空気のきれいなこの地は、馬にとっても過ごしやすい環境だと思います。

アラマサスターリンとご挨拶

アラマサスターリン(通称アラマサ)に取材前にご挨拶に行きました。オスの馬で、隔離されたゲートの中で干し草をむしゃむしゃ食べていました。「アラマサ」と呼ぶとこちらをじっと見てくれます。馬は知能指数が5歳児くらいあるそうです。ネットでアラマサスターリンと検索すると福山競馬で活躍していたことが出てきました。

のびのびと過ごす馬たち

少し離れたところに数頭の馬が放牧されていました。干し草を食べ、自由に歩いています。この馬たちはメスだそうです。オスとメス、分けて放牧しているそうです。

ニンジンのエサやり体験

乗せてもらう前に、この日のために用意した有機ニンジン2本をアラマサにプレゼントしました!美味しそうにポリポリと音をさせながらあっという間に食べてしまいました。馬には前歯しかなく、上手に前歯でキャッチして顎でかみ砕いている感じでした。悪気なく手まで丸ごとパクッとすることもあるそうです。エサは、ニンジンのほかミニトマトも牧場に用意されています。

乗れた!

アラマサとのご挨拶も済み、背中に乗せてもらうことに。写真で見るより本物の馬の背中は高さがかなりあります。台に乗って馬の背中にまたがりました。この日は今季最大の寒気が来ていた日、馬の背中では風を遮るものがないので寒い!風を感じながら、馬の目線をも感じながら、いざ出発!

牧場の外にも出られる!

こちらのすごいところは、引馬をしてもらいながら牧場の外にも出られることです!馬は自転車と同じ扱いになるので、まずは吉備路自転車道を散策。「造山古墳」を眺めながら、古代吉備の人の気分に浸れます。時折アラマサが草を食べるので頭を下げるのですが、乗っている私も前のめりになるので、落ちないようにドキドキしました。自然の風景の中を馬で歩けるなんて貴重な経験です!

乗馬も!

スタッフの方の乗馬を見せてもらいました。アラマサと気持ちを合わせて走る姿は美しく、あんなふうにいつか走ってみたいと思いました!

【吉備路若駒牧場】
所在地:岡山県岡山市北区新庄下1125
TEL:090-3178₋9231(石井氏)
営業時間:10:00~16:00(変動あり、要予約)※体験は11:00~15:00
料金:馬場2周…700円、古墳周辺散策など…2,000円~
駐車場:あり

「造山古墳」にも行ってみた

引馬体験の後、アラマサの背中から眺めていた「造山古墳」に登ってみることにしました。牧場から歩いて5分くらいのところに入口階段があります。
「造山古墳」は古墳時代中期(5世紀前半頃)に築造された全長350mの前方後円墳で、全国第4位の規模で岡山県下では第1位です。築造当時は国内最大でした。自由に立ち入ることができ、墳丘を歩いて見学できる古墳としては国内最大です。吉備路自転車道沿いにあるので、レンタサイクルで訪れる観光客も多いです。

荒神社(こうじんじゃ)

古墳前方部に「荒神社(こうじんじゃ)」があります。

石棺も見られる!

荒神社の拝殿近くに石棺があります。蓋は破片となっていますが、社の裏手にあります。材質は馬門石(まどかいし)とよばれる阿蘇溶結凝灰岩で、熊本県宇土半島から産出する石材です。吉備と九州の関係の深さがうかがえます。

古墳後円部からの眺め

造山古墳後円部からの眺めです。ここからの眺めは古墳が前方後円墳であることを感じられ、また春になればピンクの桜がきれいだと思います。当時、この地に大きな勢力を持つ有力者がいて、大和朝廷と並ぶ勢力であったのではないかと、古墳の上から思いをはせてみるのもいいかもしれません。

【造山古墳】
所在地:岡山県岡山市北区新庄下
TEL:086-270-5066
駐車場:なし

造山古墳ビジターセンター

「造山古墳」とその古墳を構成文化財のひとつとする日本遺産『「桃太郎伝説」の生まれたまちおかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~』や周辺の観光情報を提供しています。

【造山古墳ビジターセンター】
所在地:岡山県岡山市北区新庄下789
TEL:086-803-1332(岡山市観光振興課)
営業時間:10:00~15:00
定休日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始
駐車場:あり
トイレ:あり

吉備の大王像

「造山古墳ビジターセンター」敷地内にある、吉備の大王像です。像の後ろに「造山古墳」があります。当時、この地が大和朝廷に並ぶ勢力を持っていたのではないかと、「造山古墳」や周辺の家来などを埋葬したとされる陪塚(ばいづか)の発掘物から想像するのも古墳散策の楽しさかもしれません。

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