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坂本町アサヒ建装 本場のベトナム料理を 畑違いで地域活性化

タウンニュース

BANDS西谷店の店先に立つ綿貫さん

「飲食店に活気があれば人が自然と集まり、まちがにぎやかになるはず」―。そう話すのは、坂本町の建設会社「(株)アサヒ建装」の代表・綿貫展久さん。畑違いながら2022年に同社前でベトナム料理のキッチンカー営業を開始。保土ケ谷区を拠点とする移動販売業者で構成されるキッチンカー商店会「ほどがやキャラバン」に参加し、買い物困難者などをサポートしている。

ベトナム料理との出会いは約10年前。同社の雇用関係でベトナムを訪れた時に現地の料理を食べて、「想像していたよりも香辛料の臭みがなく、野菜がたっぷりで食べやすい。栄養バランスが良い」と感動したという。数年がかりで現地でベトナム料理店の開業を試みたが、新型コロナウイルスの襲来で断念した。

相鉄沿線を盛り上げる

綿貫さんは旭区鶴ケ峰で生まれ育ち、西谷中学校を卒業した地元出身者。相鉄沿線になじみがあり、何かしらの形でまちに恩返しがしたいという感情を抱いた。ベトナム料理で地元を盛り上げようと、ベトナム料理のキッチンカー「VTNキッチンBANDS」を22年に創業。昨年2月26日に店舗型のベトナム料理店を西谷商店街通りにオープンした。

食材のほとんどはベトナム産でベトナム人コックが腕を振るう。綿貫さんは「現地の味付けにこだわり、お客さまは子どもから95歳までと幅広い。店舗営業をきっかけとした地域のつながりもできた」と話す。

一日限定5食のフーティオ

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