ロジスティード陸上部(松戸市)の新戦力 「松戸から世界へ」平林 清澄選手
松戸市を本拠地とするロジスティード陸上部に今春、注目の新戦力が加入しました。学生長距離界のトップランナーとして活躍した平林 清澄(ひらばやし きよと)選手(22)。「松戸から世界へ」と期待が膨らみます。
目指すはロス五輪 駅伝日本一も視野
国学院大学時代は、1年生から学生三大駅伝(出雲、全日本、箱根)の全レースに出場し、4年生の時にはエースで主将として出雲、全日本を制覇。
3年生で挑戦した昨年2月の大阪マラソンでは、2時間6分18秒の初マラソン日本最高記録(当時)で優勝しました。
ロジスティード入社後も国学院大を練習拠点とし、前田康弘監督の指導を受けています。
目標はマラソンの日本代表。今年9月の東京2025世界陸上には届きませんでしたが、3年後のロサンゼルス五輪を見据えます。
駅伝シーズンにはチームに合流し、11月の東日本実業団駅伝、元日のニューイヤー駅伝に備える予定。
ニューイヤー駅伝は「8位入賞が目標。数年後は優勝を狙えるチームに」と意気込みます。
松戸から「日本一」、そして「世界へ」と挑む平林選手。
その原点は中学時代にさかのぼります。
練習は生活の一部好きだから走れる
福井県越前市出身。
中学校には陸上部がなく、寄せ集めのメンバーで駅伝の地区大会に出場していました。
3年生の時は1区を走り、2区に渡したたすきがゴールに戻ってきたのを見た瞬間、「感動して泣いてしまった」と振り返ります。
駅伝の魅力を知るきっかけでした。
駅伝が強い福井県立美方高校に進学し、本格的に陸上を始めました。
20人ほどいた部員の中で持ちタイムは下から2番目でしたが、猛練習を重ねて走るたびに記録を更新。
1年目の県駅伝で1区を任されるぐらい力を付けていました。
1本のたすきを仲間とつなぐ駅伝は「気持ちの強さの方が大事。
負けたくないという気持ちだけで走っている」と話します。
「走ることは生活の一部。好きだから走れるし、楽しんで走ることを忘れたくない」とも。
ジュニア選手へのアドバイスを求めると、「楽しんで走ることを忘れず、ずっと陸上を好きでいてほしい」。
こんな答えが笑顔と一緒に返ってきました。
(取材・執筆/秀)
ロジスティード陸上部
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