声優アーティスト 前島亜美が1stワンマンライブを開催！ライブ初披露の新曲「Wish for you」がTVアニメ『公女殿下の家庭教師』OPテーマに決定！
声優アーティストの前島亜美が、ソロアーティストデビュー後初となるワンマンライブ「前島亜美 1st LIVE Blue Moment supported by animelo」を、2025年4月13日に神奈川・関内ホール(大ホール)にて開催。大成功を収めた。
本公演は、昨年11月にリリースされたデビューアルバム『Determination』を引っ提げたライブとなっており、アルバム収録曲全10曲のパフォーマンスは勿論のこと、所属レーベルの先輩水樹奈々の『DISCOTHEQUE』を含むカバー曲3曲に加え、新曲『Wish for you』を初披露。多種多様な音楽性の楽曲を、様々な表情や声色で魅せ、最初から最後まで会場を魅了した。
会場が暗転し、爽やかで疾走感のあるピアノの音にあわせて、期待感と高揚感がどんどん募っていくように客席のペンライトが舞台に向かって揺れる。音が一瞬止んだと同時にセンターの水色の短冊に前島のシルエットが浮かぶ。その瞬間一気に青く澄んだ世界に引き込まれ、デビューアルバムの表題曲『Determination』（M1）で1stライブがスタートした。ソロアーティストデビュー曲で前島初の作詞曲である本曲は、彼女のこれまで出会ったファンの皆さんへの想いとこれから歩んでいく未来への決意がダイレクトに伝わってくる。そして「始めよう まっさらなこれからを」という歌詞が、ライブの始まりにもふさわしい。
続いて「前島亜美 1st LIVE Blue Momentへようこそ！」の言葉で『Blue Moment』（M2）の歌唱へ。
本ライブ最初のMCでは、セットリストや演出、舞台セットを自ら考えたりしたことや、アルバム曲以外にもカバー曲を歌唱することなどを伝えた。また、チケットがSOLD OUTしたことに対してファンに喜びと感謝を述べた。MCを終えたあとは、『SCARLET LOVE』（M3）を披露。そして「続いてはカバー曲！皆さん一緒に手を振って下さい！」と伝えると、緑黄色社会の『Mela!』（M4）のイントロが流れ、客席のファンはみなリズムに合わせて手を振り、盛り上がりをみせた。次のMCでは、カバー曲『Mela!』の選曲理由を語った。歌をもう一度頑張りたいと思った時最初に歌のレッスンの場に持っていった課題曲で思い入れのある曲であったことや、「こんな僕も君のヒーローになりたいのさ」という歌詞が今の自分の気持ちと重なったことが今回歌いたいと思った理由とのこと。ライブ衣装について話す場面では、ファンの掛け声で一周回ってみせる姿も。アーティストカラーにあわせた爽やかな青のシフォンが踊る度なびいて、前島のしなやかなダンスをより素敵にしていた。
『初雪とKiss』（M5）では、照明によって舞台上には雪が降り一気に冬のムードに。可愛らしい振り付けを踊りながら、ファンの掛け声を聴いて嬉しそうな前島の表情もみてとれた。続いて今の時期にぴったりなヨルシカの『春泥棒』（M6）をカバー。切なげな歌声がファンの心をぐっと動かす。春の終わりの儚さの表現が素晴らしい。
音源よりも延長された『MAKE IT NOW』（M7）のイントロが流れ、ダンサーが登場。ダンサーのソロ回しが終わると、白のジャケットを脱ぎ、白シャツに黒いベスト姿になった前島が登場。お洒落な四つ打ちダンスナンバーで、軽快にキレのあるダンスを踊りながらも芯のある声で歌い上げた。前島に赤いサスがあたり、始まったのは『DISCOTHEQUE』（M8）。レーベルの大先輩水樹奈々の楽曲をカバー。振り付けも完璧にこなし、会場のボルテージも一段と上がった。
ダンサー紹介を終え、7月から放送するTVアニメ「公女殿下の家庭教師」のオープニングテーマを担当すること、さらにカレンのキャラクターボイスを務めることをサプライズで発表。「夢が叶いました！」と喜びを吐露。ファンからも喜びの歓声があがった。その流れで新曲『Wish for you』（M9）を初披露した。明るくキラキラとした雰囲気の楽曲で、サビの振り付けがキャッチーなためファンも真似できるものとなっている。
ここからライブは後半戦へ。ダンサーが再び登場し、全く違うカラーの印象的な楽曲『ポルターガイスト』『職業あみた』（M10、11）を続けてパフォーマンス。『職業あみた』では待ってましたと言わんばかりのファンの大歓声のコールが会場中に鳴り響く。関内ホールの一体感はMAXに。さらにギターロックナンバー『Unfallen Angel』（M12）へ。前島のパワフルな歌声に呼応して会場の熱気も最高潮になった。
本編ラストのMCでは、前島からファンに職業あみたのあみたコールのおねだりが。ファンの熱量のある「あみた！あみた！あみた！」の声に前島は満面の笑みを浮かべた。続いて、ライブロゴのあみあみのリボンの数が15本ある話の流れから、自身の芸能活動が今年で15周年を迎えることを語り、その中で一緒に歩んできた全ての方々へ感謝の想いを改めて述べた。そして、本編の締めくくりは『Azurite』（M13）。客席は白群色に光るペンライトで青く染まり、ラストの「wow oh oh oh」のパートでは、一緒に歌うファンの歌声に目を潤ませる前島の姿が。
鳴りやまないアンコールの声に応えて、紗幕があがると山台の上にライブTシャツと白のスカートに着替えた前島が登場し、『星を見上げて』（M14）を歌唱。本曲はデビューアルバム『Determination』の中で唯一のバラードナンバーである。繊細な歌声の中にぎゅっと込められた前島の想いが切に感じられた。サビになると星球が舞台上に輝いた。星空のもと歌う前島の姿を見ると、これからも君＝ファンとの未来が続いていくのだ、と歌詞を浴びながらふとそんなことが浮かぶような、温かい希望の光に満ちた空間がそこにはあった。
その後のMCでは、2025年7月23日に1stシングル『Wish for you』がリリースされることを発表。あわせてリリースを記念したスペシャルイベント、リリースイベントなどが決定したことや、本ライブのふりかえり特番が5月9日20時からニコニコ生放送にて放送されることなどを発表した。怒涛の告知が終わったあとは、いよいよライブも終演の時間。ラストは、ライブタイトルにもなった『Blue moment』（M15）を再び歌唱。最後まで時が過ぎても忘れられない歌を前島とファンで響かせ、1stライブは幕を閉じた。
たった1公演しかない、青春の一瞬の輝きのような1sｔライブの時間はまさに、Blue moment＝青い瞬間であった。芸能活動15周年を迎える2025年、この1stライブを皮切りに声優アーティストとしてさらに駆け抜けていくであろう前島亜美の今後の活動がますます見逃せない。
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