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上溝南高校 50周年記念映画を制作 卒業生がメガホン取る

タウンニュース

撮影中に映像を確認する飯塚監督(右)

来年、創立50周年を迎える県立上溝南高校で、記念プロジェクトとしてオリジナル短編映画の制作が進んでいる。「50周年を振り返るものを残したい」という同校の思いが映画制作につながった。監督は同校の卒業生である飯塚俊光さん(44)が務め、在校生も撮影に参加した。

「50周年を迎えるタイミングでこれまでを振り返る企画を行いたい」。今回の映画制作は同校の河合豊校長が発したひと言がきっかけとなった。

映画の企画制作を依頼された広告代理店が、「独裁者、古賀。」「ポエトリーエンジェル」など瑞々しい人間ドラマを手掛けてきた飯塚監督を紹介。同校を巣立った監督がメガホンを取ることが決まった。

「今はスマホなどで簡単に映像作品が作れる時代。どんなメンバーで取り組むかが大切」と飯塚監督。制作チームにはクリエイティブディレクターの西田真一さん、プロデューサーの亀岡春菜さんも名を連ね、3人の卒業生が母校の節目の作品作りを担う。

舞台は「カミナン」

ショートムービー『カミナンって、呼ぶな。』の舞台はもちろん上溝南高校。仕事に追われ、どこか虚しさを感じている38歳の主人公・田中が、50周年記念行事のために訪れた母校で初恋の相手と再会し、人生に再び輝きがもたらされる――という物語だ。

飯塚監督が母校を訪れたのは卒業以来。「校舎の歴史や汚れ、上溝南高校の立地などすべてが今回の映画の小道具になっている。『カミナン』の良さがふんだんに詰まっている」という。

在校生も撮影に参加

3月には同校で4日間、撮影が行われた。連日約8時間におよぶ本格的な撮影で、在校生もエキストラとして参加。プロフェッショナルの世界に触れた。2年生の諏訪部かのんさんは「多くの映画祭で高く評価されている監督からカメラを通して伝える技術を詳しく学ぶことができた」と撮影を振り返った。

映画は6月6日(金)に相模女子大学グリーンホール(相模大野)で行われる記念式典の中で上映されるほか、同校のHPなどからも視聴できるようになる予定だという。

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