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ジュビロ磐田は5月21日、Jリーグ・YBCルヴァンカップ1次ラウンド3回戦でガンバ大阪を2-1で下し、プレーオフに進出しました。延長戦の前後半30分間で7本ものシュートを打たれましたが、GK川島永嗣選手が神がかり的なセーブを連発し、逃げ切りました。ルヴァン杯（当時ナビスコ杯）出場は2009年11月3日、国立競技場で行ったFC東京との決勝戦以来、実に16年ぶりの出場だった頼れるキャプテンに話を聞きました。

川島永嗣選手

－16年ぶりのJリーグのカップ戦出場となりました。
あまりカップ戦に出るとか、リーグ戦に出るとか、自分は目の前の試合という形では変わらないので、とにかく相手がガンバですし、自分たちにとってはいいチャレンジができる相手なので、そういう意味では自分もそうですし、チーム全体でチャレンジ精神を持ってできたんじゃないかなと思います。

－延長後半に好セーブを連発していました。振り返って。
90分間通して失点はしましたけど、そこまで危ないシーンも作られていなかったと思います。ただ、ちょっとしたところでピンチは来るなというのは考えていたので、みんな頑張ってくれている分、ケアしたいなという気持ちで準備はしていました。

－後ろから見ていて今日のチームはどのように映りましたか。
試合が始まった瞬間から、自分たち自身が主導権を握ってこのゲームを進めていくという強い意志を持って入れました。それを最後の最後まで続けられたことが今日の勝因だと思います。みんなが同じ目標と目的を持ってピッチ上でやれたことが一番じゃないのかなと思います。

－5月17日のいわきFC戦の途中出場が約2カ月ぶりの出場。そこから中3日で先発しました。
これは、いい意味で自分たちの自信になると思いますし、結果だけじゃなくて、自分たちのプレーする面でもかなり自信になると思います。自分たちのベーシックな部分を高めるという意味ではかなりの進歩で、自分たち自身が成長できた1試合じゃないのかなと思います。それをまた次の試合に続けてやっていけたらいいなと思います。

－相手のGKは東口順昭選手で、代表を見ているようでした。
後半の最後も止められていたので、やっぱり簡単に決めさせてくれないなと思いました。代表でも切磋琢磨した仲ですし、去年ガンバと対戦したときは（東口選手と）対戦できなかったので、今日は対戦自体も楽しみにしていました。元気な姿を見られたことも自分にとってはまた大きな刺激になります。お互い年齢は上ですけど、気持ちはまだまだ若いので。

－PK戦も脳裏をよぎりましたか。
あの流れだったら行くかなと思いました。PKになったらしっかり準備しようかなと思っていました。

－特別指定の吉村瑠晟選手が決勝点を決めました。
本当に練習からいいプレーを見せていましたし、それこそ今年だけじゃなくて去年から練習参加しているところでいいプレーを見せていましたし、本当に伸び伸びやってくれて、最後に自分たちの力になってくれて嬉しいですし、今日だけじゃなくて、加入も決まっていますし、そういった意味ではこういう時間を通して、チームの一員としてお互い成長していけたらいいかなと思います。

－今後は試合数も増えて総力戦になってきます。
今日もメンバーを変えたりしながら、チャンスをもらえなかった選手が躍動したと思いますし、そういった意味ではチーム全体で誰が出てもこれだけやれるんだというところを見せられたと思います。ただまだ３回戦で先は長いですし、リーグ戦もまだまだ長いので、しっかり地に足つけて頑張りたいと思います。