【あす7日も大雪】「吹雪や着雪、雪崩にも注意して」北海道の天気予報・気象予報士が解説/2025年3月6日更新
北海道のあす7日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
大雪の原因と見通し
きょう6日の正午までの24時間に降った雪です。5日から太平洋側を中心に雪が降りました。札幌や千歳、釧路、帯広で15センチくらい。そして十勝南部の広尾町では36センチの大雪になりました。
大雪の原因は、低気圧です。
6日午前9時の天気図ですが、北海道の南に低気圧があります。低気圧に近い太平洋側に低気圧に伴う発達した雪雲が流れ込み、大雪になりました。
右側の、あす7日午前9時の予想天気図を見ると、低気圧は北海道の東へ進み、西高東低の冬型の気圧配置に変わります。北から雪雲が流れ込むため、日本海側やオホーツク海側を中心に雪が降るでしょう。
7日も大雪に注意が必要です。午後6時までの24時間に降る雪の量です。
札幌周辺、石狩・後志地方で紫色、30センチ前後の大雪です。札幌市内の平地で10~20センチ、山沿いで20~30センチです。
湿った雪で風も強まるため、吹雪や着雪、雪崩にも注意して下さい。
留萌の増毛町周辺でも20センチくらい、オホーツク海側でも10~20センチの雪が降るでしょう。
7日の北海道の天気と気温
7日の天気と気温です。
日本海側やオホーツク海側の海岸部を中心に雪が降るでしょう。太平洋側の天気は回復し、晴れる見込みです。気温は6日と同じかやや低くなるでしょう。
7日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や小樽、倶知安は雪が降りやすく、風も強まりふぶくでしょう。千歳や苫小牧も午前を中心に5センチくらいの雪が降りそうです。
道北・空知です。
羽幌や留萌などでは朝晩を中心に雪が降り、留萌南部で雪の量が多くなりそうです。稚内や旭川、岩見沢は天気の大きな崩れはないでしょう。
道東・オホーツク海側です。
道東は晴れますが、気温がプラスになるので、落雪や泥はねに注意して下さい。オホーツク海側は雪と寒さが続きますが、大雪になる可能性は低いでしょう。
7日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
土曜日は雪が弱まりますが、日曜日は道北でまとまった雪の量になりそうです。来週は曇りますが、最高気温は5度以上で雪どけが進むでしょう。
つづいて、太平洋側です。
土日も天気の大きな崩れはないですが、一日の中での気温差が大きく、路面状況も変わりやすくなりそうです。来週は4月並みの気温の日もあるでしょう。
7日の札幌の朝昼晩の天気
7日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
雪も風も強まりそうです。午前を中心に雪が降り、札幌市内でも手稲や西区、南区を中心に雪が強まるでしょう。
気温は0度くらいで湿った雪ですが、風が強いので傘よりはフード付きの上着がオススメです。路面状況の変化にも注意して下さい。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※6日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU