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県高校新人大会 バスケットボール男子 新チームで挑んだ初陣、伏兵の逆転弾で柳ケ浦が連覇 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

大分県高校新人大会

1月13日 佐伯中央病院アリーナ

男子決勝

柳ケ浦 53(20-18、11-17、8-9、14-7)51 別府溝部学園

 

 新チームになって最初の公式戦となったバスケットボールの県高校新人大会。連覇が掛かる男子の柳ケ浦が、接戦の末に別府溝部学園を53-51で下し、昨年の同大会から続く県内無敗記録をさらに伸ばした。試合後、中村誠監督が「重たい試合だった」と振り返るように、互いに譲らない堅実な攻防が続くロースコアの展開となった。

 

 年末に全国高校選手権大会(ウインターカップ)に出場した柳ケ浦だが、新チームとして練習できた期間はわずか10日程度。調整不足の状態で挑んだ試合だった。中村監督は「チームとして戦える状況ではなかった」と厳しい状況を認める。それでも207cmのファデラ・ママドゥ(1年)が存在感を示した。

 

 この試合、ママドゥは両チーム最多となる33得点を記録。相手よりもインサイドで優位に立てると判断したチームは、ママドゥを中心とした攻撃に徹した。試合は終盤まで一進一退の攻防が続いた。苦しい状況を支えたのは、柳ケ浦の粘り強い守備だ。全員が1対1で相手に負けない姿勢を貫き、チーム一丸で耐え抜いた。そして劇的な結末を迎えることになる。

 

連覇し県内無敗記録を更新中

 

 残り47秒の最終局面で、相手のエースを封じ続けていたディフェンスのスペシャリスト田場瑶大(2年)が大仕事を果たす。中村監督に「ディフェンスはお前の持ち味だが、自信を持ってシュートを狙ってみろ」との言葉が後押しした。連続で2本の3点シュートがリングを射抜き、鮮やかな逆転弾となった。

 

 中村監督は試合後、「昨年のチームは3年生主体で下級生は出場機会が少なかった分、試合に飢えている。サイズや経験はまだ不足しているが、彼らには伸びしろがある。選手一人一人の良さを引き出し、チーム全体の完成度を高めたい」と語った。苦しみながらもつかんだ勝利が、新たなチームに自信を与えたことは間違いない。こうして柳ケ浦は、常勝軍団としての新たな第一歩を踏み出した。

 

攻守で大仕事を果たした田場瑶大

 

 

(柚野真也)

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