【Q2決算】東北電力が2025年3月期 第2四半期決算発表、燃料費調整額の減少影響し減収減益
電力ビル新潟(東北電力新潟支店)
東北電力株式会社(宮城県)は10月31日、2025年3月期 第2四半期(中間期)決算を公表した。
売上高1兆は3,115億7,300万円(前年同期比5.5%減)、営業利益は1,687億7,300万円(同25.8%減)、経常利益は1,533億5,500万円(同30%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,060億3,000万円(同31.8%減)で減収減益となった。
売上高は、燃料価格の低下による燃料費調整額の減少などから、1兆3,115億円となり、前年同期に比べ、762億円(5.5%)の減収となった。
経常利益は、燃料費調整単価の上限超過解消による収支改善影響があったものの、収支悪化要因として、燃料費調整制度のタイムラグ影響による差益の減少があったことなどから、前年同期に比べ、658億円減(30.0%)の1,533億円となった。
部門別では、発電・販売事業が夏季の気温が前年を下回ったことによる冷房需要の減少や、競争の進展による契約の切り替えなどから、前年同期に比べ6.3%減の292億kWhとなった。このうち、電灯需要は、4.0%減の84kWh、電力需要は、7.1%減の208億kWhとなった。また、販売電力量(卸売)は、卸電力市場取引が増加したことなどから、43.8%増の90億kWhとなった。 この結果、売上高が1兆344億円となり、前年同期に比べ、1,052億円(9.2%)の減収となったことが全体に大きく響いた。