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栄区、港南区 新年行事、盛大に

タウンニュース

港南区出初式での一斉放水=1月11日撮影

栄区、港南区でもそれぞれ、新年を祝う「祝賀会」や「賀詞交換会」、「出初式」が盛大に行われ、多くの関係者や観客で各会場は賑わいを見せた。

居住促進へ注力

栄区の新年祝賀会は1月7日、たっちーらんど(栄公会堂・栄スポーツセンター)で開催。

行政、警察、各地区連合自治会町内会、区内企業の関係者などが一堂に会す中、冒頭で細田利明実行委員長(栄区連合町内会会長)が「昨年は(全国的に)災害の多い年だったが、今年は穏やかな新年。連合自治会町内会として住みたい街を作っていきたい」と抱負を語った。また、松永朋美区長はGREEN×EXPO2027や区制40周年に向け取り組むこと、居住促進に注力することを述べた。

その後の懇親会では栄区三曲協会の箏や野七里ぴーひゃらどんの和太鼓演奏が披露された。

今年は「備」

港南区は新年賀詞交換会を1月11日、港南区公会堂ホールで開催した。

会は港南区ひまわり管弦楽団によるミニコンサートで幕開け。その後、年頭挨拶に立った古屋文雄港南区連合町内会長連絡協議会会長は「昨年はコロナ禍が明けて1年がたち、多くのイベントがあった。地域の底力を感じた」と振り返った上で「港南区の掲げる協働による地域づくりを進める」とした。また、栗原敏也区長は災害対策を念頭に今年のテーマを「備」と漢字1字で表現。「今年は阪神淡路大震災から30年。昨年末に開始した災害時協力事業所登録制度を生かし、地域のつながりを文化としたい」と話した。

一斉放水に歓声

消防署、消防団の年始行事である消防出初式も港南区、栄区で1月11日に開催された。

港南区の出初式では港南公会堂で行われた第一部で、長年地域の消防活動に協力してきた個人、団体、企業が知事、市長、消防局長などの表彰を受けた。また、山口治彦港南消防署長が「今年は阪神淡路大震災から30年。災害に備えなければならないと改めて感じる。消防署、消防団が一体となって防火防災に取り組む」と決意を語った。

その後、会場を港南ふれあい公園に移した第二部では消防団員らによる一斉放水が行われた。上空高くまで勢いよく上がる水柱に対し、集まった子どもたちからは歓声。カメラを構える大人の姿も多く見られた。また、消防車両などが隊列を組んで紹介された。

栄区は神奈川県立地球市民かながわプラザで開催。

こちらも第一部で個人、団体、企業が知事、市長、消防局長などの表彰を受けた。その後、家田昌利栄消防署長が「甚大化する災害への備えは課題だ。消防力、救急力の強化をしていく」と壇上で語った。

一斉放水は同プラザ前の池にて行われた。放水直前には和太鼓「昇龍」による演奏が行われ来場者を楽しませたほか、上空を消防局のヘリコプターが飛行し視線を集めた。

一斉放水では斜め上方向に水が発射されると虹がかかり、一年の始まりを華やかに彩った。

栗原港南区長
古屋実行委員長
栄区出初式の一斉放水=1月11日撮影
松永栄区長
細田実行委員長

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