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【ポケモンGO】福岡イベントで道ゆくトレーナーに「どっから来たん?」って聞いてみた結果がドラマすぎた

ロケットニュース24

11月16・17日の2日間、福岡市内で開催された『ポケモンGO ワイルドエリア : 福岡』。以前はGOフェス(年に1度のポケGOの祭典)だけ気にしていればよかったのに、最近はイベントが多すぎて正直ワケ分からん。これが『ワイルドエリア』なるイベントだということも知らぬまま博多へやってきたのは、何を隠そう私である。

このイベントの詳細は先日の記事をご参照いただくとして、個人的には「果たして近場の人以外に大きなメリットがあったのだろうか?」と感じる内容だった。レアポケモンのゲット数だけでみると、わざわざ飛行機で遠征するほどの価値があったとは思えなかったからだ。

じゃあこのイベントの参加者って一体どういう人たちで、どんな感想を抱いたのだろう? 会場で無作為にインタビューしてみた!

【画像】哀愁ただよう夕暮れのピカチュウ

・( ※ 許可を得て取材しています)

最初に話を聞かせてくれたのは東京在住の20代女性。ポケGO界隈ではあまり見かけないタイプのカワイらしいお嬢さんである。こういったイベントに参加するのは初めてで、なんと1人で来たらしい! 初めてのイベントが遠征って、最近の若者は思い切りがいいなぁ。

初めてのイベントは「すごく楽しいです」とのこと。逆にGOフェスの色違い祭りを知らないからこそ、純粋な気持ちでワイルドエリアを楽しめているのかもしれない。長くポケモンGOを続けるうち、自分の心が薄汚れきていることを感じて1発目から切なくなった。

続いては奈良からお越しのご夫婦。結婚35年のお2人は、国内のイベントにはほぼ参加されているのだそう。ヤダ素敵〜♡ 奥様はかつてヘラクロス欲しさに1人で台湾のサファリゾーン(2019)へ行ったが、その後すぐヘラクロスは日本でも登場。「あの時はショックやったわ」と語る。

ご夫婦いわく、奈良はイベント開催にかなり向いている土地なのではないか? とのこと。確かに奈良はアクセスがいいし、宿泊施設も多そうだし、例の広い公園もあるもんな。いつか奈良のイベントでお会いできたらいいですね〜!

こちらは兵庫県在住の30代男性。つい先日ジャカルタ(インドネシア)で開催されたシティサファリにも行ったというガチ勢である。本当に人は見た目じゃ分からないですね。

彼の目標はコスチュームピカチュウを制覇すること。この日はコスピカの野生沸きが無かったので、メインは「トレード」ということになるらしい。なるほど。立地的な要因からか、本イベントは韓国や台湾などからの参加者も多く見られた。トレード目的であれば結構アツかったのかもしれないな。

お次は川崎からお越しのマダム。親子そろってポケモン好きで、各地イベントへは基本息子さん(20代)と一緒に来ているらしい。で、息子さんはどちらに……? そう尋ねると「息子はカドショ巡りをしています」との回答。

このような優雅系マダムの口から「カドショ」(カードショップの略)なる専門用語が飛びだしたことに動揺を隠せないのだが、要するに同じポケモン好きでも母はポケGO、息子さんはポケカ勢なのだ。おもろいな。

・つづくぜ人間模様

「亀沢さんですか?」と声をかけてくれたのは40代の男性。さては私のファンか? そう思い話を聞いたところ……

な、なんと! 私の出身地である鳥取県倉吉市から来た人だった!!! あそこから九州へはマトモな交通機関が無い。君がどれほどの時間をかけてここへ来たか、聞かなくても私には分かるぞ。本気……なんだね?

田舎はレイドの人数を集めるのも本当に大変で、みんな都会の人には想像できないような工夫をしながらポケGOをプレイしている。ちなみに彼が胸元につけているのは鳥取のご当地ポケモン・サンドのワッペン。このような郷土愛溢れるガチ勢がいるのなら、鳥取のポケGO界隈もひとまず安泰とみていいだろう。でも田舎って「おひろめ」はオイシイんだよね!

地元・福岡の同級生トリオ。初めてのイベント参加は「とっても楽しいです!!」とのこと。う〜む、フレッシュ!

こういう若い子たちがキャッキャしているのを見ると「パリピかな……?」と身構えてしまうアラフォー女性なのだが、左の彼が『くさタイプ好き』であることが判明しからというもの、なぜか好感度が爆上がりした。ずっと仲良くポケモンしてね〜!

公園を離れて博多市内へ出た。こちらも福岡在住の40代男性。地元の福岡が会場に選ばれたことに対して嬉しさを感じる反面、県外から訪れる人が間違った飲食店選びをしないか心配しているらしい。迎え入れる側ってそういう気持ちになるもんなのかな?

男性「福岡といえばモツ鍋が有名ですが、個人的には水炊きをオススメしたいです。僕が好きなのは『水炊き 長野』という店ですね。あの白濁したスープがなんとも言えないですよ。あと『天麩羅処ひらお』もぜひ行っていただきたい」

とのこと。イベントは終了したけど、博多へ行く機会があれば参考にしてね!

・強キャラ多し

このテの国内イベントに毎回1人で参戦している京都府の70代女性。

この方は見た目のインパクトが強いうえに愛想がよく、過去のイベントで何度かお話したことがある。回を重ねるごとに顔見知りが増えていくさまはリアルイベントの醍醐味といえるだろう。

今週の歩行距離は驚愕の116.7km! 「こうやって歩いたり、ポケモンの名前を覚えることがボケ防止になると思う。ポケモンGOをやっていると、若い人から若さを頂ける気がするね」とマダム。こんな70代になりたい。

国内外のイベント全通はもちろんのこと、つい先日はサリーピカチュウを捕まえるためだけにインドまで行ったという正真正銘のガチ男性。神奈川在住らしいが、このレベルまでくると、おそらく横浜〜博多など渋谷〜新宿くらいのノリなのだろうな。

「会場のアップダウンが多かったことは減点だけど、街歩きが楽しかったし、飯もうまかったので、総合すると90点ってとこですかね」とのことである。意外と甘口採点!

最後は東京からお越しの40代男性(ライター業)。「パルキアとディアルガの特別わざがガチャ過ぎた」「ロクな野生ポケモンが出なかった」など色々と文句はあるようだが、「福岡最高!」という感情がそれらを全て凌駕したため、結果的にはオールOKっぽい。よかったよかった!

他にもこのイベントのためにヨーロッパから来日した方、友達同士かと思って話しかけたら「さっき知り合った」と言われたグループ、旦那に無理矢理連れて来られたら意外と楽しくてハマりかけている奥さんなど、今回の取材では本イベントをとりまく様々な人間模様を目撃することができた。

かくいう私は冒頭でもお伝えしたとおり最近ポケGOに対するモチベが若干低下ぎみだったのだが、「ポケGOトレーナーの生態観察」を新たなモチベに設定するのも悪くないかもしれない。とにかく福岡の街は最高だった。なんだかんだ言いつつ次のイベントが待ち遠しいもの……それがポケモンGO。

参考リンク:ポケモンGO公式サイト
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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