【ソーセージの日】「夜味」って何? シャウエッセンから発売された謎すぎる味を食べてみた
11月1日は「ソーセージの日」らしい。「1」に形が似ているからかな? と思ったら、1917年(大正6年)に初めてソーセージが世に出た日だそう。だいぶ ちゃんとした理由である。
さて、ソーセージといえば「シャウエッセン」だが、2024年10月1日よりシャウエッセンから期間限定で新しい味が販売されているらしい。その名も「シャウエッセン 夜味」!
……え、何味だって??
・なんだそれは
いや、「夜味」ってなんだよ。何の説明にもなってないよ。
商品ページによれば、朝食のイメージが強いシャウエッセンを「夕食にも食べていただきたいという思いから」開発された商品とのこと。それで「夜味」か。
味の特徴としては「濃厚スパイスな味わい」で、それを引き立たせるために従来とは異なる「焼き調理」が推奨されているそう。
……なんだかいきなり新情報のオンパレードで よく分からない。ので、
・比べるぜ
ノーマルと「夜味」と両方買ってみた。ノーマルは一袋に7本入って税込473円、「夜味」は5本で430円。それぞれ2袋セットの価格だ。
加熱前の見た目はこんな感じ。ビミョーーーにノーマルの方が色が濃い気もする。
さて、これをそれぞれ調理していくぞ。せっかくなので「焼き調理」とやらが もたらす違いも検証してみよう。
・電子レンジ
というわけで、まずはお手軽シンプルに、数年前に解禁された「レンジ調理」で比べてみることに。
お皿に移して、ラップをかけて、3本600wで20秒。
見た目はほぼ変わらないがホカホカになった。いただきます。
【ノーマル】
久し振りに食べたが、シンプルに美味しい。豚肉の味にスモーキーな香りのバランスが最適。ソーセージのお手本の味だ。
【夜味】
うあ、けっこう違う! まず感じるのはハーブっぽい香り、噛みしめると胡椒のピリッと感が喉に広がる。なるほど、これはお酒のおつまみにいいかも。
・焼き調理
さて、いよいよ「夜味」パッケージの裏でゴリ押しされている「焼き調理」だ。本来はボイル調理が推奨されているらしいノーマルエッセンも、今回は敢えて焼いてやる。
油をひかずに中火で転がして……
破裂する寸前で火から下ろす! できた!
【ノーマル】
え、全然美味しい。なんなら焼いた方が好きかも。焼かれたことで皮のスモークの香りが引き立っている。あと脂が溶け出したのか、よりリッチな風味になったような気も。
【夜味】
……なるほど、これは確かに焼いた方がいい。香辛料の良い香りがより前に出て、一方 胡椒辛さはちょっとまろやかになっている。バラバラだった味が一つにまとまった感じだ。ビアホールとかで出てくる味になった。
・「おつまみ味」だった
というわけで、「シャウエッセン 夜味」は「香辛料の効いたおつまみ向けの味」だったことが判明した。なるほど、そう考えれば確かにこれは「夜」向け。ソーセージの日の夜は、お酒片手に朝の顔とは一味違うシャウエッセンを楽しんでみては。
参考リンク:雑学ネタ帳「ソーセージの日」、ニッポンハム ニュースリリース、シャウエッセン夜味
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.