『ブラックパンサー』シュリ誕生はハロウィンがきっかけ?「息子でも娘でもブラックパンサーになれるように」
ハロウィンが終わったばかりだが、憧れのスーパーヒーローの仮装をしたという方もいるのではないだろうか。特にマーベル・キャラクターはハロウィンでも人気。マーベルコミック『ブラックパンサー』シリーズの作家が、意外にもハロウィン絡みとなるシュリの誕生秘話を明かしている。
マーベルコミック『ブラックパンサー』シリーズでストーリーを手がけたレジナルド・ハドリンはにて、学園コメディドラマ「アボット エレメンタリー」(2021-)シーズン4第4話「Costume Contest(原題)」からのシーン映像に反応(元の投稿は既に削除されている)。学校の教室にいる黒人教師がドアを開けると、ブラックパンサーの仮装をした生徒が登場すると言うものだ。
先生は「あら、ブラックパンサーね!」と嬉しそうに言うが、マスクの下は白人で、「おお……」という微妙な反応に。生徒は腕をクロスして「ワカンダ・フォーエバー!」と意気揚々に叫んでティ・チャラになりきっているが、先生は「まあ、今日だけワカンダね」と塩対応気味。どうやら先生は、ブラックパンサーのコスプレをするのは黒人の生徒のはずだと思ったようだ。
このシーンについてハドリンは、「『ブラックパンサー』を執筆した時、ハロウィンで僕の息子も娘もキャラクターの衣装を着られるように、シュリを生み出したんです。映画の公開後、子どもたちの小学校では、あらゆる人種の生徒の3分の1がブラックパンサーやシュリの仮装をしていました」とコメントを。
シュリは 、2005 年にレジナルド・ハドリンとジョン・ロミータ・Jr.が手がけた『ブラックパンサー』#2でデビュー。ハドリンは、性別に関係なくブラックパンサーの仮装を楽しんでほしいと願っていたようだ。それは人種についても同じで、ハドリンは誰にでもブラックパンサーやシュリのコスチュームを楽しんでほしいと伝えているのではないだろうか。当初、自分の息子と娘をブラックパンサーにしたいと思っていたハドリンは、最終的に他の大勢の子どもたちにもインスピレーションを与えることになったようだ。
なお、映画版『ブラックパンサー』については、シュリ役のレディーシャ・ライトが第3作が開発中だといたが、その後の進捗状況は不明。一方で、ティ・チャラ王亡き後のワカンダの戦士たちを描く「アイズ・オブ・ワカンダ(原題)」が2025年8月6日に米で配信予定で、そのユニバースは拡大を続けている。
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